長老(ちょうろう)
「長老」という言葉が出てきます。新約時代、「長老」と「監督」とはほぼ同義語として用いられていたようです。違いを挙げるとするなら、「長老」とはその職務の権威を、「監督」とはその職務の内容を示す言葉だったようです。今でいう「牧師」や「教師」と考えてよいでしょう。
(1)長老は神の選びと召命によって立てられました(使徒20:28)。
(2)長老の任命は、使徒か使徒の代理人が按手することによって行なわれました。
(3)テモテは、パウロからの按手を受けることによって聖霊の賜物を与えられました(Ⅱテモテ1:6〜7)。
(4)当時、教会には複数の長老がいるのが普通でした。
出典:クレイ聖書解説コレクション「テモテへの手紙第一・第二、テトスへの手紙、ピレモンへの手紙」