義認(ぎにん)
「義である」という宣言を受けること。聖書が教える「救いの3要素」の一つ。
(1)義認とは過去形の救いです。イエス・キリストを救い主と信じた瞬間に、人は義とされます(義認の祝福を受けます)。新生した信者は全員、この救いにあずかっています。
(2)「義認」とは、私たちの本質が「義」となるということではありません。これは、私たちが「義である」との宣言を受けることです。
(3)「義認」とは、法律用語(法廷用語)です。つまり、神が私たちを「義である」と宣言してくださることです。そういう意味で、これは「転嫁された義」です。イエスの義が信じる者の上に転嫁されるのです。英語で「imputed righteousness」と言います。
出典:クレイ聖書解説コレクション「ローマ人への手紙」