ラッパの祭り(らっぱのまつり)
イスラエルの秋の例祭の第一番目に当たります。第7月(ティシュリ)の第1日が、この祭りの日に当たります。ラッパの祭りは、現在ではロシュ・ハシャナ(ユダヤ暦の新年祭)と呼ばれています。
(1)各月の第1日は「新月の日」であり、それ自体が特別な日なのですが、特に第7の月は、安息月であり、その新月の日は特に重要な日と見なされました。
(2)この日に、ラッパ(角笛)を吹き鳴らします。「聖なる会合」とは、特別ないけにえを献げる日という意味です。
(3)この日には、どんな仕事も禁じられました。
(4)この日には、火による献げ物が主に献げられました。(献げ物の具体的な解説は、民数記28:11〜15と同29:1〜6に書かれています。)
(5)ラッパの祭りは、教会の携挙を予表しています。クリスチャンたちは、ラッパの音とともに天に引き上げられます。これが、教会時代の終わりに起こる出来事です(Iテサロニケ4:13〜18、Iコリント15:50〜58参照)。
出典:クレイ聖書解説コレクション「レビ記」