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ハヌカの祭り(はぬかのまつり)

ユダヤ神殿の奉献を記念した祭りです。紀元前2世紀にユダヤ人がギリシヤ人から神殿を奪還した故事に基づいています。

(1)これは「光の祭り」とも呼ばれますが、「ハヌカ」とはヘブライ語で「奉納」という意味です。

(2)紀元前166年に、ユダヤ人は当時ユダヤ地方を支配していたセレウコス朝シリアの王、アンティオコス・エピファネスの冒涜と圧制に対して反乱を起こします。その先頭に立ったのが、モディインという町のハスモン家という祭司の一族です。

(3)紀元前164年、ハスモン家のユダ・マカベアは、ついに神殿をギリシヤ人
の手から奪還(だっかん)します。その日は、ユダヤ暦のキスレブ月25日でした(西暦のほぼ12月です)。

Hanukkah_Lamp

ハヌキヤ

(4)タルムードに記された伝承によれば、エルサレム神殿には1日分の油しかなかったが、それを点火すると、8日間も燃え続けたといいます。ユダヤ人は、この祭りの期間、8本の枝の燭台(しょくだい)に火をともします(中央にもう1本枝があり、合計9本の枝になっている燭台を「ハヌキヤ」と言います)。なお、油が8日間も燃え続けたというのは、歴史的事実ではなく、伝説です。

(5)新約聖書には、この祭りは「宮きよめの祭り」とか、「神殿奉献記念祭」という名称で登場します(ヨハネ10:22)。