2017

05.10

Q.121 妻は夫に従うべきですか。

今回のご質問は、別々の教会に通われているご夫婦の、奥様の方からいただきました。平等が正義のような世の中で「従う・従わない」というと強い言葉に見えますが、権威と従順の関係は、神が創造した秩序です。今回のご質問のようなケースでは、何を一番大切にするべきでしょうか。

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Q. 質問

Q:夫婦ともにハーベストのメッセージを聞いています。しかし主人は、〇〇派の神学を固く信じています。私は、ディスペンセーション神学が正しいと考えるようになりました。4、5年前から別々の教会に通っていますが、クリスチャンの方から、妻は夫に従うべきでは、と時々言われます。20年間、主人に従い教会生活を送りましたが、枯れ草の様な信仰生活でした。今の教会生活には喜びがあり、霊的に満たされているので、元に戻りたくありません。それでも、妻は夫の信仰に従うべきなのでしょうか。


A. 回答

A:これは、信仰においては夫に従えない夫人からの質問です。いつものように、3つ申し上げます。


(1)権威と従順の関係は、神が創造した秩序です。

 ①この関係がなければ、世界は大混乱に陥ります。

 ②この関係は、あらゆる所で見られます。

  *父なる神とキリストの関係

  *アダムとエバの関係

  *政府と市民の関係

  *キリストと教会の関係

  *牧師と導かれる信徒の関係

  *夫と妻の関係

  *親と子の関係


(2)妻が夫に従うのは、神をあがめるためです。

 ①エペソ5:22

 「妻たちよ。あなたがたは、主に従うように、自分の夫に従いなさい」

 ②「従う」「仕える」などは、悪い言葉ではありません。

 ③この関係は、上下関係ではなく、神の建てた秩序に基づくものです。

 ④夫に仕えている妻は、主に仕えているのです。

 ⑤夫は、妻を支配するのではなく、愛するように命じられています。

  *モデルは、教会を愛したキリストの愛です。

 ⑥夫への従順は、示された愛への応答です。


(3)妻が夫に従わなくてもよい場合があります。

 ①夫が悪を行おうとしているなら、妻は夫に従う必要はありません。

 ②夫に従うことが、神をあがめることにならないなら、従う必要はありません。

 ③ご質問のケースは、夫が妻に霊的充足を与えることができない事例です。

 ④その場合は、妻には神をあがめる道を自ら選ぶ権利があると思います。

 ⑤いずれにしても、ご本人が神との関係の中で決めるべきことです。


参考になる聖句

「夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。」(エペ5:25)


妻が夫に仕えるのは、神をあがめるためです。

もっと詳しく知りたい方は

夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。(エペソ5:25)


#158 どうしたら夫に従えるようになりますか。