口伝律法(くでんりっぽう)

パリサイ人たちによるモーセの律法の解釈を、「口伝律法」と呼びます。

(1)これは後代に、「ミシュナ律法」として文書化されますが、イエスの時代にはまだ「言い伝え」の段階にありました。

(2)新約聖書で「先祖たちの言い伝え」とあればこの口伝律法を指しています。

(3)パリサイ人たちの間では、口伝律法が聖書(モーセの律法)以上の権威を持っていました。

出典:クレイ聖書解説コレクション「マタイの福音書」