2026

07.24

Q.508 聖書がいう「奥義」とはなんですか。

テキストで読む

Q.質問

聖書がいう「奥義」とはなんですか。

A.回答

「奥義」という言葉は、現代では「難しくて理解できない秘密」という意味で使われることがあります。しかし、聖書でいう「奥義」は、それとは少し意味が異なります。

1.原語の意味

(1)「奥義」と訳されているギリシア語は、ミュステーリオン(μυστήριον)です。

(2)新約聖書では、「これまで隠されていたが、神が今、啓示された真理」という意味です。

(3)聖書の「奥義」は、永遠に秘密のままのことではなく、神が時至って明らかにされた真理を意味します。

2.神の奥義

(1)新約聖書には、多くの「奥義」が登場します。

(2)奥義とは、神の救済計画に関する、かつて隠され、今は啓示された真理です。

* 異邦人もユダヤ人とともに救われること(エペ3:6)

* 教会がキリストのからだであること(エペ5:32)

* 携挙の奥義(1コリ15:51)

* キリストが信者のうちに住まわれること(コロ1:27)

* 神が終末に万物をキリストにあって一つにまとめられること(エペ1:9~10)

3.悪魔の奥義

(1)一方、聖書は「悪魔の奥義」にも言及しています。

(2)代表的なのは、「不法の秘密はすでに働いています。ただし、秘密であるのは、今引き止めている者が取り除かれる時までのことです」(2テサ2:7)です。

* 神の奥義に対抗するサタンの働きが、人々には見えない形で歴史の中に進行しています。

(3)黙17章では、「大バビロン」という名が奥義として記されています(黙17:5)。

* 終末時代に神へ反逆する宗教・政治・経済システムの実態が、神によって明らかにされる。(4)サタンもまた、自らの計画を隠しながら歴史を動かしていますが、その実態は最終的には神によって暴かれ、滅ぼされます。

神はサタンに対して勝利されます。