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今日の聖書の言葉

2019

04.23

Q.208 なぜ祈る必要があるのですか。

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「神はなんでも知っておられるのになぜ?」という直球なご質問です。長年クリスチャンの人ほど、答えに困ってしまうのでは。でも、神様が一方的なお方ではないことや、祈りには素晴らしい力があることを知ったら、もう、その疑問自体が吹き飛んでしまうかも! 祈りについて3分で解説・・・は難しそうですが、さっそく中川牧師の解説をお聞きください。

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Q. 質問

Q :神は全能で、なんでも知っておられるとするなら、なぜ祈る必要があるのですか。祈っても祈らなくても、同じではありませんか。

A. 回答

A:この質問は、祈りの本質に関するものです。祈りについて、いつものように3つ申し上げます。

1 番目に、祈りとは、霊的呼吸です。

私たちは、呼吸をしなければ死んでしまいます。それと同じように、霊的呼吸である祈りを止めれば、私たちの内なる人は瀕死状態に陥ります。祈りは、神との対話であり、交流です。クリスチャンにとっては、祈るべきかどうかではなく、祈らないわけにはいかないというのが、祈りに関する正確な説明です。父なる神は、私たちとの親しい交流を待ち望んでおられます。

2 番目に、祈りとは、神の命令に従うことです。

 神はクリスチャンに、祈るように命じておられます。それゆえ、私たちは祈るのです。祈りに関しては、イエス・キリストの例があります。地上生涯の間、イエスは常に祈っておられました。また、使徒たちも祈りを重視していました。イエスや使徒たちが祈りを必要としたとするなら、私たちはどれほど祈りを必要としていることでしょうか。

神がクリスチャンに祈るように命じておられる理由は、祈りによって大きな祝福が得られるからです。祈りを通して、私たちは、大きな決断をするために必要な知恵と力を得ます。誘惑に勝つ力を得ます。悪霊の欺きを見破る洞察力を得ます。そして、他の信者を励ますための霊的力を得ます。

3 番目に、祈りとは、神の御心を求めることです。

私たちの祈りがすべて聞かれるとしたら、それは恐ろしいことです。祈りが聞かれるための条件が、2つあります。①イエス・キリストの名によって祈っている。つまり、クリスチャンの祈りだけが聞かれるということです。②神の御心に叶った祈りをしている。こういう祈りは、聖霊に導かれた祈りです。結果として、祈りの答がすぐに与えられる場合と、時が経ってから答が与えられる場合があります。いずれにしても、御心に沿った祈りは、必ず聞かれます。

参考になる聖句

「ですから、あなたがたはこう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。御国が来ますように。みこころが天で行われるように、地でも行われますように」 (マタイ6:9〜10)

 祈りは霊的呼吸なので、それを止めることはできません。