テサロニケ(てさろにけ)
テサロニケは、ローマ帝国の属州マケドニヤの町で、東洋へ通じる「エグナティア街道」沿いに位置していました。この町は、陸路と海路による貿易で栄えており、その地方で最大の都市となっていました。
この町には自治の特権が与えられており、多くのユダヤ商人たちがそこに居住していました。ユダヤ人たちは会堂を建てていました。それはパウロにとっては福音宣教の拠点となりましたが、同時に、教会に敵対する運動の拠点ともなりました。
出典:クレイ聖書解説コレクション「テサロニケ人への手紙第一・第二」