アザゼル(あざぜる)
「アザゼル」という言葉は、レビ記16章に3回出てくるだけで、その意味は明確ではありません(4種類の解釈が可能)。いずれにしても、基本的な意味は、「解き放つ」ということです。
民数記で、アロンは2頭の山羊のためにくじを引きます。そのくじによって、1頭は主のため、もう1頭は「アザゼル」のためと決めます。
(1)主のために当った1頭の山羊は、「罪のためのいけにえ」としてささげられます。
(2)「アザゼル」のためとされたもう1頭の山羊は、後に荒野に放たれます。
2頭の山羊は、イエス・キリストを予表しています。私たちの罪はキリストの十字架によって贖われ、私たちは罪ののろいから解放されました。
出典:クレイ聖書解説コレクション「レビ記」