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ロシュ・ハシャナ(ろしゅはしゃな)

ロシュ・ハシャナは、ユダヤ暦の新年祭のことです。「ロシュ」は頭、「ハ」は冠詞、「シャナ」は年という意味です(レビ23:24)。

(1)ユダヤ教では、狭義のロシュ・ハシャナは、ティシュリーの月の1日と2日です。広義のロシュ・ハシャナは、1日から10日(ヨム・キプール)まで続く期間を指します。
(2)この日には、ラビがシナゴーグで角笛を吹きます。1日が安息日に当たる場合は、2日に吹きます。
(3)ユダヤ人の過程では、「年の頭」にちなんで魚の頭を食べたり、甘い年になることを願って蜂蜜をかけたリンゴやザクロなどを食べたりします。
(4)正統派のユダヤ人たちが行う儀式があります。朝の礼拝が終わると、彼らは水辺(海、川、泉など)に出て行き、ポケットを裏返しにして、その中のゴミをすべて水の中に捨てます。これは、象徴的に罪や咎が海に投げ入れられたことを表しています。
(5)この儀式を「タシュ・リック」と呼びますが、その根拠は、ミカ書7:19にあると正統派のユダヤ人たちは考えています。「もう一度、私たちをあわれみ、私たちの咎を踏みつけて、すべての罪を海の深みに投げ入れてください」(ミカ7:19)