聖餐式はキリストの最後の晩餐の時から始まったもので、十字架を記念するために行います。多くの教会でだいたい月に1度、小さなパンとぶどう酒が配られ、信仰のある人だけが参加します。さて今回は、その聖餐式を、信徒のみで(小さなグループや家庭礼拝など)または一人でやっても良いか?というご質問です。さっそく見てみましょう。
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Q. 質問
聖餐式は、牧師や長老が司式しないとできないのですか。信徒だけではどうですか。また、ひとりで聖餐式をすることは許されますか。
A. 回答
聖餐式は、キリストの十字架を記念するために行うものです。
いつものように3つ申し上げます。
1.基本は、教会での礼拝の中で、霊的指導者の導きによって行うものです。
(1)使徒の働きを読むと、使徒たちや長老たちが聖餐式を導いたことが分かります。
2.聖書は、教会外の場所で聖餐式を行うことを禁じてはいません。
(1)初代教会の時代は、教会と言えば家の教会しかありませんでした。
(2)形式よりも、実質が大事です。
(3)キリストの十字架上での贖いの死を記念するのが聖餐式です。
(4)それを理解して、敬虔な思いで行うなら、聖餐式は祝福となります。
3.聖書は、ひとりでの聖餐式を想定していません。
(1)聖餐式は、「愛餐」です。
(2)互いに交わり、よきものを分かち合うために聖餐式が与えられています。
(3)ひとりで聖餐式をしたいと思う状況自体が問題です。
(4)神の家族の一員となれるように祈りましょう。
参考になる聖句
「ですから、ひとりひとりが自分を吟味して、そのうえでパンを食べ、杯を飲みなさい」(1コリ11:28)
聖餐式は恵みの聖礼典です。
もっと詳しく知りたい方は
ですから、ひとりひとりが自分を吟味して、そのうえでパンを食べ、杯を飲みなさい(第1コリント 11:28)
▼最後の晩餐がどのようなものであったか、そこにどんな意味があるのか、詳しく解説されています。
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