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第10課「史上最大のプロジェクト」(後半)

「イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。『わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます』」(マタイ28:18〜20)

 この課で学ぶイエス・キリストのプロジェクト(大宣教命令)は、その規模において、動機において、影響力において、どんな人物や国家よりも大きなものです。(セッション後半)


第10課の絵の概念

第10課「史上最大のプロジェクト」

1. トランペットを吹く4人の人物:大宣教命令は、4箇所に記されています。

2. 地球の上の王冠:大宣教命令の保証は、イエス・キリストの権威です。

3. 4人の人物の上の炎:大宣教命令の力は、聖霊です。

4. 4本のトランペット:大宣教命令の内容は、4つの動詞で表現されます。

(1)第1のトランペット:行く
(2)第2のトランペット:バプテスマを授ける
(3)第3のトランペット:教える
(4)飾りのついた第4のトランペット:弟子とする

5. 地球を取り囲む5つの惑星:大宣教命令の動機は、5つあります。

(1)獄の中の人物(第2課):人は滅びつつある。
(2)ザアカイ:私たちは、負債を負っている。
(3)放蕩息子:キリストの愛が迫ってくる。
(4)百人隊長:キリストの命令である。
(5)空を見上げる人物:キリストの再臨が近い。

スピーカー:中川健一

聖書箇所:マタイ28:18〜20

収録日:20080825

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イントロダクション

人類の歴史上、世界征服の幻を持った人物や国家が、多く現れました。例えば、
 アレキサンダー大王
 ローマ帝国
 ナポレオン
 ヒットラー
などが考えられます。日本の歴史を見ても、
 豊臣秀吉
 徳川家康
 明治から昭和にかけての近代日本
など、その良い例です。

 しかし、これらの人物、国家の試みは、すべて失敗に終わりました。現代においては、経済進出という形で、企業が世界征服をねらっています。
 この課で学ぶイエス・キリストのプロジェクト(大宣教命令)は、その規模において、動機において、影響力において、今まで私たちが論じてきたどんな人物や国家よりも大きなものです。


5. 大宣教命令の動機は、5つあります。

 史上最大のプロジェクトは、動機において、他のどんなプロジェクトとも異なります。自らの利益のためでなく、きよい動機で、神の国を広げていこうとするのは、教会だけです。

(1)人は滅びつつある
 目の前の人が、滅びつつあることを知ったなら、私たちはどのような行動をとるでしょうか。
 1954(昭29)年の洞爺丸遭難事故で、沈没直前の船内で自分の救命具を他の乗客に譲って水死したカナダ人宣教師アルフレッド・ラッセル・ストーンさん(当時25 歳)の行為は、今も多くの人に感動を与えています。

(2)私たちは、負債を負っている
「私は、ギリシヤ人にも未開人にも、知識のある人にも知識のない人にも、返さなければならない負債を負っています」(ローマ1:14)

「というのは、私が福音を宣べ伝えても、それは私の誇りにはなりません。そのことは、私がどうしても、しなければならないことだからです。もし福音を宣べ伝えなかったなら、私はわざわいだ」(Ⅰコリント9:16)

「彼らは話し合って言った。『私たちのしていることは正しくない。きょうは、良い知らせの日なのに、私たちはためらっている。もし明け方まで待っていたら、私たちは罰を受けるだろう。さあ、行って、王の家に知らせよう』」(Ⅱ列王記7:9)

(3)キリストの愛が迫ってくる
「というのは、キリストの愛が私たちを取り囲んでいるからです。私たちはこう考えました。ひとりの人がすべての人のために死んだ以上、すべての人が死んだのです。また、キリストがすべての人のために死なれたのは、生きている人々が、もはや自分のためにではなく、自分のために死んでよみがえった方のために生きるためなのです」(Ⅱコリント5:14,15)

(4)キリストの命令である
「と申しますのは、私も権威の下にある者ですが、私自身の下にも兵士たちがいまして、そのひとりに『行け』と言えば行きますし、別の者に『来い』と言えば来ます。また、しもべに『これをせよ』と言えば、そのとおりにいたします」(マタイ8:9)

(5)キリストの再臨が近い
 世界的に、終末に対する実感が広がっています。
 1743 年、ヘンデルのメサイアをはじめて聞いたキング・ジョージ2 世は、ハレルヤ・コーラスに入ると立ち上がり、「王の王である方の前でどうして座っていることができようか」と言ったそうです。
 人々が、王の王である方の前で、大コーラスを歌う日が、必ずやって来ます。あなたに、その用意ができていますか。

祈ってみよう!

イエス・キリストを心に受け入れるにはどうしたらいい?

今、聖書に書かれている神の救いを、自分のものとして受け取りたいと思いますか?受け取る方法は簡単です!
神様がただ一つの救いの方法として示しておられる、イエス・キリストを心に迎える祈りをしてみましょう。あなたが良い人間である必要も、あなたが頑張り屋である必要もありません。祈り方はボタンをクリック!