2026
09.25
Q.517 聖書の成り立ちについて教えて下さい。
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Q.質問
聖書は66巻と言われますが、本当はもっとあって正典に入らなかった書物があると聞きました、なぜ削除されたのですか。
A.回答
1.66巻以外にも宗教的な書物はありました。
(1)古代ユダヤ教・初期キリスト教の時代には、多くの宗教文書が存在しました。
(2)『第一マカベア書』『トビト記』『ユディト記』『シラ書』『知恵の書』
(3)これらは一般に「外典(アポクリファ)」と呼ばれます。
(4)「本来は聖書だった書物が、後になって削除された」というのは正確ではありません。
(5)神の民が「どの書が神から与えられた正典なのか」を識別していった、と理解するのが適切です。
2.それらは「削除された」のではありません。
(1)正典形成について、「教会の指導者たちが会議を開いて、たくさんあった聖書の中から都合のよい66巻を選び、残りを削除した」というイメージを持つ人がいます。
(2)しかし、歴史はそれほど単純ではありません。
(3)旧約39巻については、ユダヤ人社会の中ですでに聖書として認識されていました。
(4)イエスも使徒たちも、その聖書を神のことばとして扱っています(ルカ24:44)。
(5)新約27巻についても、初代教会は「どの本を聖書にするか」を自由に決めたのではなく、すでに神のことばとして権威を持っている書を認識していったのです。
(6)その背後には、聖霊の導きがありました。
3.では、正典以外の書物には神からのメッセージはないのでしょうか。
(1)「正典ではない」ことと「まったく価値がない」ことは同じではありません。
(2)第一マカベア書は、旧約と新約の間の時代を理解するための貴重な歴史資料です。
(3)しかし、有益な宗教文書であることと、霊感された神のことばであることは別問題。
(4)聖書的な観点から言えば、神はご自身のことばを霊感によって与え(2テモ3:16)、神の民は歴史の中で、その書物を正典として認識してきたのです。
(5)なお、カトリック、正教会、プロテスタントでは旧約正典の範囲に違いがあります。
神の民は、歴史の中で、霊感された神のことばを認識してきました。



