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今日の聖書の言葉

2018

05.29

Q.177 体外受精は許されますか。

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今は不妊治療の技術がどんどん進歩していて、昔はただ諦めるしかなかったようなケースでも、薬や医療でどうにかできてしまうからこそ、悩みますよね! でも、神の時を待ちたいという質問者様の葛藤も伝わってきます。こんな聖書に書かれていない内容のお悩みには、どうやって対処したら良いでしょう。

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Q. 質問

Q:現在、不妊治療をしていますが、治療をどこまでステップアップして良いか悩んでいます。人工受精、体外受精、顕微鏡(顕微授精)。顕微鏡はやるつもりはないのですが、体外受精で悩んでいます。何処かのHPで、プロテスタントは夫婦間であることを条件に、体外受精まで認めているとありました。神様の御心に反することはしたくありません。

A. 回答

A:体外受精とは、体外で受精卵を作り、それを女性の体内に戻すものです。このテーマに関しては、教会内において論争があります。聖書には、体外受精についての明確な教えはありません。従って、これは各人が祈りの中で自分なりの確信を得るべきものです。参考になることを願いながら、私の見解を、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、神のタイミングを意識しましょう。

つまり、今が体外受精を開始する時かどうかを、祈りの中で確認すべきだということです。聖書には、神の時を待ちきれなかったために失敗をした人が、何人も出て来ます。今も、神の時を待つことを嫌って、性急に行動を起す人たちがいます。体外受精を試みながら、すぐに普通の妊娠をしたことが明らかになる人もいるのです。「忍耐」という性質は、御霊の実のひとつです(ガラ5:22、23)。

2番目に、受精卵は人であることを覚えましょう。

祈りによって体外受精を実行してもよいと判断した場合は、受精卵はすでに人になっていることを覚えましょう。そこから、注意すべきことが2つ出て来ます。①夫婦間で行われる体外受精であること。②複数の受精卵を作らないこと。なぜなら、母胎に戻されない受精卵は、冷凍されたり破棄されたりするからです。人の命は、すべて神の作品であり、尊いものです。

3番目に、体外受精を止めるタイミングを考えましょう。

体外受精がうまくいかない場合、止め時を考えるのは非常に重要なことだと思います。その場合、養子の可能性を真剣に検討することを、特にクリスチャンの方にお勧めします。世の中には、親の愛を受けることができない子どもたちが多くいます。血のつながりがなくても、キリストにあって愛のつながりを築くことは可能です。養子が家族の一員として加えられるのは、なんという幸いでしょうか。

参考になる聖句

「それはあなたが私の内臓を造り、母の胎のうちで私を組み立てられたからです (詩篇139:13)

受精卵は、すでに人であることを覚えましょう。