聖書で占いは禁止されていますか?なぜいけないのですか?テレビの星占いを見るだけでもダメですか?というご質問です。占いは朝のバラエティ番組や雑誌などにも頻繁に登場しますので、それだけ人気のコンテンツなのでしょう。聖書は、あらゆる形態の「占い」を明確に禁止しています。さっそく、その理由を見ていきましょう。
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Q. 質問
Q:聖書では、「占い」は禁止されていますか。なぜ禁止されているのでしょうか。理由を知りたいです。現代人はどうしたらいいのですか。たまに、テレビで星占いを見ています。「見ること」もいけないのでしょうか。
A. 回答
A:聖書は、あらゆる形態の「占い」を明確に禁止しています。申命記18:10~11には、こうあります。「あなたのうちに自分の息子、娘に火の中を通らせる者があってはならない。占いをする者、卜者、まじない師、呪術者、呪文を唱える者、霊媒をする者、口寄せ、死人に伺いを立てる者があってはならない」
占いについて、3つのことを申しあげます。
1番目に、占いは、超自然的存在がいることを前提に行なわれるものです。
もちろん、超自然的力に頼らなくても、占い師は、依頼者に関する膨大な情報を集めることができます。インターネット時代においては、特定の人物に関する情報を収集することは、さほど難しいことではありません。さらに、相手を観察するだけで直感的に手に入る情報もあります。
しかし、人為的な方法では知り得ない情報を占い師が持っている場合は、その情報源が超自然的存在であることを否定できません。
2番目に、ここで言う超自然的存在とは、悪魔や悪霊どものことです。
悪魔は堕落した天使であり、悪霊どもはその悪魔に仕える堕落した天使たちです。ともに、神に敵対する霊的存在です。
占いを行なう人は、悪魔と接触する可能性に門戸を開いています。これは非常に危険なことです。悪魔は「光の天使」を装いながら、私たちに近づいてきます。最初は、役に立つ情報や励ましを与えるかのように見せかけながら、興味を持った(針にかかった)人の魂を虜にしていきます。その人の最後の状態は、まさに「占いの奴隷」です。
3番目に、占いによる悪魔の束縛は、時間とともに進展します。
日常生活の中で、さまざまな形態の占いに出会うことがあります。テレビや雑誌を通して見聞きする占いの情報については、それを本気で受け止めない限り、さほど気にする必要はないでしょう。ただし、最初は無害なものに見えていても、次第に深みにはまっていくのが占いですので、油断してはなりません。
聖書が教える「祝された人生の秘訣」は、単純です。聖書を学び、神からの知恵を祈り求めることです。
参考になる聖句
「また魔術を行っていた多くの者が、その書物をかかえて来て、みなの前で焼き捨てた。その値段を合計してみると、銀貨五万枚になった」(使19:19)
占いは、悪魔との交流に心を開く大変危険な行為です。
もっと詳しく知りたい方は
また魔術を行っていた多くの者が、その書物をかかえて来て、みなの前で焼き捨てた。その値段を合計してみると、銀貨五万枚になった(使徒の働き 19:19)