日本の夏といえば怪談やお化け屋敷・・・?そんな文化の中で育つと、成仏できなかった霊がそのへんをウロウロしていると考えてしまってもおかしくないかもしれません。しかしまず、成仏という言葉は仏教用語なので、このサイトでは「聖書は人が死んだらその魂がどうなると教えているか」というところを見ていきます。死んだらどうなるかについてしっかり考えると、生き方が変わるはずです。
テキストで読む
Q. 質問
Q:宗教の世界で、「成仏出来なかった霊」について聞くことがあります。死人は天国か地獄のどちらかに行くとしたら、この世に残った魂、あれはいったいなんなのでしょうか。A. 回答
A:この質問の内容には、聖書的死生観と仏教的死生観が混在しています。ここでは、聖書の教えを基にして、いつものように3つ申し上げます。1 .死とは、霊(魂)と肉体の分離のことです。
(1)伝道者の書12:7
「ちりはもとあった地に帰り、霊はこれを下さった神に帰る」
(2)肉体は、地に帰ります。
(3)霊は消滅するのではなく、神に帰ります。
2 .人は死んでから神の裁きに会います。
(1)イエス・キリストを信じて罪の処理ができている人は、パラダイスに行きます。
(2)そうでない人は、ゲヘナに行きます。そこは苦しみの場所です。
(3)煉獄というような中間の場所はありません。
3 .成仏できなかった霊というのは、存在しません。
(1)「成仏できなかった霊」を、一般的に「仏になれなかった霊」と解釈しておきます。
(2)聖書的には、死んだ人の霊が今の世に留まったり、生きている人に悪さをしたり
することはありません。
(3)もし成仏できなかった霊が活動しているように感じるなら、それは悪霊の働きの
可能性があります。
(4)悪霊は、「成仏できなかった人の霊」ではなく、堕落した天使たちのことで、数は
一定です。
参考になる聖句
「ちりはもとあった地に帰り、霊はこれを下さった神に帰る」(伝道者の書12:7)
死者の霊は、神のもとに帰ります。
もっと詳しく知りたい方は
▲仏教に詳しい永山 太さんが、仏教の教える死生観について言及している記事です。
だれでもわたしのことばを守るならば、その人は決して死を見ることがありません。
▲クリスチャンにとって、死とは?