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私は、いのちと死、祝福とのろいを、あなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい。

紀元前1410年頃、モアブ(現在のヨルダン)の地でイスラエルの民に語られた言葉

モーセ

私は、きょう、あなたがたに対して天と地とを、証人に立てる。私は、いのちと死、祝福とのろいを、あなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい。あなたもあなたの子孫も生き、あなたの神、【主】を愛し、御声に聞き従い、主にすがるためだ。確かに主はあなたのいのちであり、あなたは【主】が、あなたの先祖、アブラハム、イサク、ヤコブに与えると誓われた地で、長く生きて住む。(申命記30:19)

何をしたらいいかわからない。何もする気力がでない。自分がどうしたいのかもわからないから人に相談する意欲も沸かない。結婚して3年目に、私たち夫婦は自分たちだけでは乗り越えられない壁にぶつかり、次第に不安定になり、生きているのに生きていないようなふわふわとした時期を何ヶ月か経験しました。

明日の予定さえたてられず、来月は自分がどこで何をしているのか全く見えない状況で、ただ周りの助けに甘えながら目の前に置かれたものを一つ一つ拾って進んだような毎日でした。

このみことばは、そんな長くて暗い時期からやっと抜け出せた頃、友人に紹介された教会に2人で初めて訪れた時に聞きました。「いのちを選びなさい」と神様は私たちに言われました。神様が「私があなたと共にいるから」と言ってくださっているようで涙が止まりませんでした。

振り返ると私たちが無力だった時、神様は家族や友人を遣わして私たちを養ってくださっていました。そして私たちが顔を上げられるところまで来た時に「ご覧なさい、私があなたたちを養っているのだから安心して生きなさい」と言ってくださっているようでした。と同時に、神様は私たちに「いのちを選ぶ」という選択を求められているのだとわかりました。

神様はすべての人にいのちを与え、そして私たちが生きることを、いのちを選ぶことを願っておられるのです。

USA在住Mさん

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これは神がイスラエルの民に律法を与えた時のみことばです。
イスラエルの民が「信仰によって」律法に従えば祝福が、律法に反すればのろいがあるとされました。律法はイスラエルの民が神にすがることを教えました。
現在の私たちには律法は適用されませんが、人生において艱難に直面した時、それを通して神にすがることを教えられます。
いのちを選んだイスラエルの民には、約束の地の相続とその地での祝福が約束されていました。現代においても「信仰によって」いのちを選ぶ人には、この地で生きる力と天の御国を受け継ぐ約束が与えられます。

いのちを選ぶことは神を選ぶことです。私たちもいのちを選びましょう。

解説:中川 洋

中川 洋

この記事の執筆者

ハーベスト・タイムU.S.A.

中川 洋



						

					

もっと詳しく知りたい方は

ヨハネ10:10「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」