聖書は、どこから読み始めれば良いですか。

友人に聖書に興味を持っている人がいます。彼が、「どこから読み始めるのがいいか」と質問してきました。聖書は膨大な書です。どう答えればいいですか。

読み始める前に、聖書全体が何を伝えようとしているかを考えてみましょう。聖書は究極的には、①神とはどういうお方か、②その神に近づくためにはどうしたらよいのか、という2点を示しています。それを念頭に置いて、聖書を開いてみましょう。

一般的な助言としては、4つある福音書のどれかから読み始めるのがいいでしょう。福音書は、キリスト(メシア、救い主)について証言しています。非ユダヤ人が最初に読む書としては、マルコの福音書がお勧めです。この福音書では、キリストの行動がよく分かります。その次にお勧めなのが、ヨハネの福音書です。これを読むと、キリストの教えと、ご人格がよく分かります。

以上が一般的な助言ですが、もし状況が許されるなら、創世記を導き手とともに読むという選択肢もあります。これには相当な時間がかかると思いますが、効果は絶大です。なぜなら、創世記には、それ以降展開されるすべてのテーマの萌芽があるからです。人類の創造、堕落、メシア到来の約束、イスラエル民族の選びなどなど、内容が実に豊富です。実際のところ、旧約聖書の知識なくして新約聖書を深く理解することは不可能です。

短時間で神との関係を認識するためには、詩篇139篇がいいと思います。この詩篇では、次の4点を学ぶことができます。①全能の神の存在を認識する。②そこから逃げようとするが、偏在の神に出会う。③さらに、創造主なるお方に出会う。④最後に、神への信頼へと導かれる。

どこを開くかということと同様に、聖書に向かう姿勢も重要です。(1)コリント人への手紙 第一2:13~14は、聖霊により頼むことの重要性を教えています。

「この賜物について話すには、人の知恵に教えられたことばを用いず、御霊に教えられたことばを用います。その御霊のことばをもって御霊のことを解くのです。生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それらは彼には愚かなことだからです。また、それを悟ることができません。なぜなら、御霊のことは御霊によってわきまえるものだからです」

さらに、ペテロの手紙 第一 2:2は、熱心に求めることの重要性を教えています。

「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです」

(答えた人:牧師 中川健一)