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今日の聖書の言葉

2020

02.18

Q.234 新型コロナウイルスの広がりをどう理解すべきですか。

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今回はとても時事的なご質問をいただきました。新型コロナウイルスのような「疫病」が、聖書的に何かメッセージを持っているか?という内容です。さっそくご覧ください。

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Q. 質問

Q:新型コロナウイルスが世界に広がっています。本当に恐ろしい時代です。この問題は、聖書的にはどう考えたらよいでしょうか。

A. 回答

A:タイムリーな質問をいただきました。これは、断定的に答えるのが難しいテーマですが、私なりの考えを述べてみたいと思います。いつものように3つ申し上げます。

1番目に、疫病の存在は、被造世界が堕落した状態にあることを示しています。

質問者様は「本当に恐ろしい時代です」と言われましたが、実は、世界規模の疫病の被害は、歴史の転換点でたびたび起こっています。古代には天然痘、中世から近世にかけてはペスト、19世紀にはコレラ、第一次世界大戦期にはスペイン風邪と言われたインフルエンザが、多くの人々の命を奪いました。最近の感染症の広がりは、人類史的に言えば、グローバル化と関連しています。疫病との戦いは、被造世界が完全な状態に回復されるまで続きます。

2番目に、疫病が霊的メッセージを持っている場合もあります。

つまり、神が疫病を通してお語りになるということです。その例を3つ挙げます。①出エジプトの時代、神はエジプトに疫病をもたらされました。目的は、ファラオにイスラエルの民を解放させるためです。②カナンの地に定住して以降の時代、神はイスラエルの民に疫病をもたされました。目的は、イスラエルの民を悔い改めに導くためです。③イエスは、すべての病を癒されました。これは、イエスが救い主であることを証明するしるしとなりました。疫病に霊的メッセージが込められているかどうかは、慎重に判断する必要があります。

3番目に、疫病は、患難期の予表と見ることができます。

終末時代に関して、イエスはこう語っておられます。 「大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい光景や天からの大きなしるしが現れます」 (ルカ21:11)。黙示録16章には7つの鉢の裁きが出て来ますが、これは患難期に地上を襲う最悪の疫病と災害の預言です。今起こっている感染症の広がりから学ぶべき教訓は、それ以上に過酷な疫病と災害に対して自分は備えができているだろうかといことです。イエス・キリストを救い主と信じた者は、患難期の裁きから守られます。

参考になる聖句

「また私は、大きな声が神殿から出て、七人の御使いに、『行って、七つの鉢から神の憤りを地に注げ』と言うのを聞いた」 (黙示録 16:1)

感染症の広がりは、終末時代への備えをするようにという警告と考えることができます。

もっと詳しく知りたい方は

#193 どうして神は、自然災害を止めないのですか。

創世記(8)—アダム契約—

▲アダムとエバに与えられた世界は完璧だったにも関わらず、そこに罪が入ったことにより、人間に与えられた土地が呪われてしまう場面です。