第4課「新しいいのちとの出会い」(前半)

だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」(Ⅱコリント 5:17)

人々は、なぜクリスチャンになろうとしないのでしょうか。また、イエス・キリストを信じたと言いながら、なぜ救いの確信がない方が多いのでしょうか。考えられる理由は、(1)情報不足、(2)誤解、(3)偏見などです。

この課では、人は、どのようにして、聖書が約束する豊かないのちを自分のものとすることができるのかについて学びます。(セッション前半)


第4課の絵の概念

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1. 空にある2枚の石板 : 神の聖さの基準は永遠に変わりません。

2. 光に背を向けて立つ人 : 人の罪の性質も永遠に変わりません。

 (1)第1の木 : 罪の生活は、収穫を生み出しません。
 (2)第2の木 : 罪の生活は、死をもたらします。

3. 燃える火 : 神の裁きも永遠に変わりません。

4. 十字架 : 神の愛も永遠に変わりません。

5. 父の背に乗る子ども : 神が人を救う方法も永遠に変わりません。

6. 光に向かって立つ人 : 救われた人の祝福も永遠に変わりません。

 (1)第1の木 : 平安 ( Peace )
 (2)第2の木 : 目的 ( Purpose )
 (3)第3の木 : 力 ( Power )

スピーカー:中川健一

聖書箇所:第2コリント 5:17

収録日:20080828

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1. 神の聖さの基準は永遠に変わりません。

世の中のものすべてが変化していく中で、人は、永遠に変わらないもの、これだけは確かであるというものを求めています。神の律法(十戒)によって示された神の聖さの基準は永遠に変わりません(出エジプト20:1 〜 17)。
(1)あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。
(2)あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。
(3)あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。
(4)安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。
(5)あなたの父と母を敬え。
(6)殺してはならない
(7)姦淫してはならない。
(8)盗んではならない。
(9)あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。
(10)あなたの隣人の家を欲しがってはならない。
神の律法は、人を幸せな生活に導くための灯台の光のようなものです。私たちは、この光を無視することもできますが、その結果襲ってくる不幸な刈り取りは、だれ一人まぬがれることはできません。

 

2. 人の罪の性質も永遠に変わりません。

神の聖い光に照らされたとき、すべての人は罪人であることが明らかになります。
罪とは何でしょうか。それは、次のようなことです。
・悪魔から出たこと (ヨハネ8:44)
・律法に逆らうこと (Ⅰヨハネ3:4)
・なすべき正しいことを知っていながら行わないこと (ヤコブ4:17)
・信仰から出ていないこと (ローマ14:23)

(1)罪の生活は、収穫を生み出しません。
イエスのたとえ話(マタイ13:3 〜 23)の中には、4種類の土地が出てきます。
「道ばたの土地」、「土の薄い岩地」、「いばらの地」、そして「良い地」です。「良い地」の中にも、100 倍の実を結ぶものもあれば、60 倍、30 倍のものもあることが分かります。ある方々はクリスチャンにならなくても、十分生きていけると考えておられます。大切なことは、そのような人が神と和解するなら、より豊かな実を結ぶことができるということです。

(2)罪の生活は、死をもたらします。
「 しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ」 (創世記2:17)

「罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです」 (ローマ6:23)

 

3. 神の裁きも永遠に変わりません。

聖書は、神の裁きについて明確に教えています。


「ところが、あなたは、かたくなさと悔い改めのない心のゆえに、御怒りの日、すなわち、神の正しいさばきの現れる日の御怒りを自分のために積み上げているのです」 (ローマ2:5)

「しかし、今の天と地は、同じみことばによって、火に焼かれるためにとっておかれ、不敬虔な者どものさばきと滅びとの日まで、保たれているのです」(Ⅱペテロ3:7)

「そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように、」 (ヘブル9:27)

特に、ルカ16:19 〜 31 の「金持ちとラザロ」のたとえ話は、私たち日本人にとっては大きな意味を持っています。多くの人が、自分も先祖の行っている所に行きたいと言います。しかし、先祖は、いったい何と叫んでいるのでしょうか。金持ちがどう語っているか注目しましょう。「私には兄弟が五人ありますが、彼らまでこんな苦しみの場所に来ることのないように、よく言い聞かせてください」 (ルカ16:28)

祈ってみよう!

イエス・キリストを心に受け入れるにはどうしたらいい?

今、聖書に書かれている神の救いを、自分のものとして受け取りたいと思いますか?受け取る方法は簡単です!
神様がただ一つの救いの方法として示しておられる、イエス・キリストを心に迎える祈りをしてみましょう。あなたが良い人間である必要も、あなたが頑張り屋である必要もありません。祈り方はボタンをクリック!