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今日の聖書の言葉

クリスマスに考える「命の価値 」

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2011年、イスラエルは、1人の兵士を解放してもらうことと引き換えに、1027名のテロリストを解放したー。

3.11以降、そのあり方を問われる日本。ひとりの命の重さ、そしてあなたが特別である理由を考えます。

スピーカー:中川健一

聖書箇所:マルコの福音書 8:36~37

収録日:20111226

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イントロダクション

・はじめに
今年3月11日を境に日本のあり方が変わったように思う。
世界の人たちが日本人のことを素晴らしいと評価している。
日本人である事を誇りに思うと同時に、政治のあり方にこれでいいのかなと思う。
命に対する思いやりのなさ、痛みのある人への想像力の欠如が、この国のリーダーたちの問題なのではないか。
大震災を経て事後処理も進まない中、そして今後も続いていく中で
もう一度命の価値を振り返り、悲劇の中から教訓を発見していこう。

震災を通して痛感した「命の価値」

生きているというのは当たり前の事ではない。

 

Ⅰ. 命の価値

 1. 大学生の時、初めて教会に行って感動した聖書箇所
 マルコによる福音書8章36節〜37節

 「人は、たとい全世界を得ても、いのちを損じたら、何の得がありましょう。自分のいのちを買い戻すために、人はいったい何を差し出すことができるでしょう。」

 2. 一人の人間の命の価値を知っている人々
 (例話)イスラエルで起きた、ある事件
 テロリスト1027名と引き換えにパレスチナ側に監禁されていた1人の兵士を取り戻したイスラエル
 1人を解放して1027名を取り戻したパレスチナと、どちらの勝利だったか?
 それはイスラエルだろう。

今日私たちはここに集まり、あなたの命、私の命が全世界よりも尊いとおっしゃって下さる神様のもとにいることを心から喜びたい。

 

Ⅱ.命は永遠に続く

 1. 人間は神の形に作られている
  ①これが聖書的世界観・人生観である。
  ②私もかつて無心論者で、すべて進化論で出来たと信じていた
  ③人はどういう目的で生きているのか分からないと生きられない

 2. あなたは一人、誰とも置き換えがきかない
  ①世界には70億の人がいる
  ②神が人ひとりずつの事を思う思いは、母の気持ちに似ている
 
 (例話)中川健一が初めてテレビ番組出たときの母親の反応
    北朝鮮に拉致された横田恵さんのご両親

 3. 私たちの命は永遠である
  ①死んだら終わりではなく、魂は永遠に生き続ける
  ②私たちは必ず死ぬ。
  ③死んだ後、どう生きたかについて申し開きをしなければならない恐ろしい瞬間がある

「そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして死が全人類に広がったのと同様に−」ローマ人への手紙 5:12

「そして、人間には、一度死ぬ事と、死後にさばきを受ける事が定まっているように」ヘブル人への手紙 9:27

正義の裁判官である神の前に立ったとき、私はOKですと言える人は一人もいない。
今生きているこの時に、どういう選びをするかによって、永遠を過ごす世界が決まるという事を知らなければならない

(例話)一生分の財産でダイヤモンドを買ったイタリア人ジャグラーの話

私たちの命はなぜ尊いのか?それは永遠に続くからである。

 

Ⅲ. キリストの十字架により、私たちの命は買い戻された

 1. 私たちの命は代価を払って買い取られた
  ①私たちの命は、代価を払って買い取られた
  ②しかもイエスキリストという高い代価(キリストの十字架)
  ③自分では自分の罪の償いはできない
  ④全く罪のない生涯を歩んだキリストしか、罪の贖いをする事は出来ない

「ご承知のように、あなたがたが父祖伝来のむなしい生き方から贖い出されたのは、
銀や金のような朽ちる物にはよらず、傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの、
尊い血によったのです。」ペテロの手紙 1:18〜19

 2. キリストはなぜ赤子として生まれたのか
  ①アダムとエバだけは、最初に創られたときから大人
  ②赤ちゃんを怖がる人はいない
  ③神の子が赤子として来られたときに、それを恐れた人はいない

神の前に立つとき人は恐れるが、イエスは赤子の姿で来て私たちを招いてくださった

 3. キリストは死ぬために生まれた
  ①東の方からきた博士たちがプレゼントを持ってきた
  ②黄金(王の象徴)、乳香(神の象徴)、没薬(死後の防腐剤)
  ③キリストの誕生祝いの贈り物には、棺桶に近いものが含まれていた
  ④生まれたときから死の影があった

 4. 私の命を解放するための交換条件としてキリストの血が流された
  ①十字架刑とは、見せしめの刑
  ②どれだけ苦しんで死ぬか、木にかけられて死ぬというのは呪いの象徴
  ③十字架刑では、最後は弱り果てて窒息死
  ④キリストの場合は、殺されたのではなく、最後はご自身の意思で命を神に捧げた

キリストの十字架上の祈り
「父よ、我が霊を御手にゆだねます」
「父よ、彼らを許したまえ、彼らは何をしているか分からないのです」

 5. キリストは死んで墓に葬られ、3日目に甦られた。
  ①復活は非常に重要
  ②父なる神がキリストの死を有効なものとして受け取ってくれた証である
  ③キリストに信頼を置く者を許してくださるという証
  ④イエスキリストは今も生きている

 

Ⅳ. グッドニュース(良い知らせ)とは何か

1. イエスキリストは、私たちの罪のために死なれた
2. 墓に葬られた
3. 3日目に甦って、今も生きておられる

クリスマスに誕生したと言われているイエスを、そのようなお方として信頼していく事。これがグッドニュースの内容。この時、私たちは罪許され、神との関係を回復し、永遠の希望の世界に向かって歩む。

祈ってみよう!

イエス・キリストを心に受け入れるにはどうしたらいい?

今、聖書に書かれている神の救いを、自分のものとして受け取りたいと思いますか?受け取る方法は簡単です!
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