2025
06.27
Q.453 熟年期に読むとよい聖句とはなんですか。
テキストで読む
Q.質問
Q:子育てが終わり、肩から重荷が取り除かれました。でも、これから何をしていいのか、分からなくなりました。むなしいです。聖書を読んでも心に響きません。こんなときに読むとよい聖句は、ありますか。
A.回答
はじめに
子育てや仕事を終え、「ぽっかり空いた時間」に戸惑う人は少なくありません。でも聖書は、高齢者にこそ与えられている「特別な使命と希望」があると語っています。このテーマについて、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、イザヤ書46章4節を紹介します。
「あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがたが白髪になっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。わたしは運ぶ。背負って救い出す」
(1)このことばは、イスラエルの民に語られたものですが、私たちにも適用されます。
(2)バビロンの偶像は、人々によって運ばれました。
(3)それとは逆に、イスラエルの神はご自身の民を背負ってくださいます。
(4)年を重ねるごとに感じる孤独や弱さがあります。
(5)しかし、神は変わらず支え、背負ってくださいます。
(6)生きる力は、「神に支えられている」という安心感の中から芽生えます。
2番目に、出エジプト記7章7節を紹介します。
「彼らがファラオに語ったとき、モーセは八十歳、アロンは八十三歳であった」
(1)モーセは80歳で召命を受け、そこから偉大な働きを始めました。
(2)神は年齢に関係なく、新しい使命を与えるお方です。
(3)今までの経験が、今こそ生かされる時かもしれません。
3番目に、テトスへの手紙2章2~3節を紹介します。
「年配の男の人には、自分を制し、品位を保ち、慎み深く、信仰と愛と忍耐において健全であるように。同じように、年配の女の人には、神に仕えている者にふさわしくふるまい、人を中傷せず、大酒のとりこにならず、良いことを教える者であるように」
(1) 高齢者は、若い世代の「模範」となり、信仰を伝える役割があります。
(2)子や孫、教会の若者たちに、信仰の知恵や証しを伝えることは大きな祝福です。
(3)「受け継ぐ」から「伝える」人生へ、方向転換をしましょう。
年齢に関係なく、神は新しい使命を備えておられます。