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今日の聖書の言葉

2023

07.29

Q.353 一番悪い罪とはなんですか。

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Q.質問

Q :聖書には、重い罪と軽い罪の区別はありますか。もしあるとすれば、一番悪い罪とはなんですか。

A.回答

A :はじめに

 この問いには、複数の方向から答える必要があります。答えは、「NO」と「YES」です。罪について、いつものように3つ申し上げます。

1 番目に、罪に軽重の区別はありません。

(1)罪を定義すると、「神が喜ばないすべてのこと」となります。

  ①1つでも罪を犯せば、聖なる神の裁きに遭います。

  ②この意味では、すべての罪は同じで、軽重の区別はありません。

(2)性的罪は、「自分のからだに対して犯す罪」(1コリ6:18)と言われています。

  ①それ以外の罪は、すべてからだの外のものです。

2 番目に、罪の結果に関しては、軽重の区別があります。

(1)心に描く罪と行為に出た罪は、その結果が大いに異なります。

  ①殺意を抱くことと殺人を犯すことは、ともに罪ですが、結果は異なります。

  ②情欲を抱くことと行為に及ぶことは、異なった結果をもたらします。

(2)終末的裁きにおいても、裁きの軽重があります。

  ①知っていて犯した罪と知らないで犯した罪では、裁きの重さが異なります。

  ②多く委ねられた人には、より多くの責任が伴います。

3 番目に、あえて言えば、一番悪い罪とは、神を信じないことです。

(1)いかなる罪でも、信仰によって赦されない罪はありません。

  ①軽い罪だから赦されるのではありません。

  ②他人の罪と比較して赦されるでもありません。

  ③人は、イエス・キリストを救い主と信じて救われます。

(2)不信仰な人は、神の赦しを拒否する人です。

  ①そういう意味では、神を信じないことが一番悪い罪だと言えます。

不信仰な人は、神の赦しを体験することができません。