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2022

11.24

Q.327 神はなぜ殉教者を助けなかったのか。

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Q.質問

Q:友人が、隠れキリシタンの映画(2017年のマーティン・スコセッシ監督の「沈黙」)を観て、悩みの中にいます。「なぜ、神は彼らを見捨てたのか」と。彼らは死ぬべき存在だったのでしょうか。

A.回答

A:はじめに

冒頭に申し上げたいのは、私には答えがないということです。使徒の働きの中では、ヤコブは殉教の死を遂げ、ペテロは獄中から解放されました。なぜ神はある人を助け、ある人を助けないのか、私には分かりません。とは言え、このテーマを考える際のヒントはあります。いつものように、3つ申し上げます。

1番目に、神の国と悪魔の国の葛藤は、現在進行形です。

(1)神の計画は神の国を造ることですが、悪魔は自分の国を造ろうとして神に敵対しています。

(2)この葛藤は、創世記3章から始まったものですが、黙示録22章まで続きます。

(3)隠れキリシタンの迫害は、この葛藤が続いていることの証拠です。

(4)21世紀は、人類史上最も激しい迫害が起こっている世紀です。

(5)しかし聖書は、神の国が最終的に勝利することを預言しています。

2番目に、イエスは、迫害が襲ってくることを予告されました。

(1)イエスは、ユダヤ人から拒否され、ローマ人によって十字架にかけられました。

(2)神はイエスを助けることもできたのですが、そうはなさいませんでした。

(3)イエスの死は、神の計画の中にあったことでした。

(4)弟子たちは、師であるイエスの足跡をたどります。

(5)イエスは、迫害を予告し、その備えをするように弟子たちに命じました。

(6)備えとは、恐れないで信仰告白をすることを決意することでした。

3番目に、平時において、迫害に遭ったときのことを心配する必要はありません。

(1)私たちは、自力で迫害や死の恐怖を乗り越えるわけではありません。

(2)そのときになれば、超自然的な力が与えられます。

(3)最初の殉教者ステパノは、死の直前に主イエスの姿を見ることが許されました。

(4)理解できないことがあっても、神の愛を疑ってはなりません。

(5)神を信じる者には、最終的な勝利が約束されています。

参考になる聖句

「しかし、聖霊に満たされ、じっと天を見つめていたステパノは、神の栄光と神の右に立っておられるイエスを見て、『見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます』と言った」(使7:55~56)

恐れないで信仰告白をすることの重要性を認識しましょう。