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2021

02.25

Q.279 通常の教会と普遍的教会と何が違うのですか。

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みんなクリスチャンのはずの教会で、時にはゴタゴタや問題が起きるナァ…と疑問に感じることありますか?それもそのはず。「教会」と言っても、聖書の文脈によって、2種類あるんですって!

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Q. 質問

Q :最近、クリスチャンの友人から普遍的教会という言葉を聞きました。耳慣れない言葉だったので、戸惑いました。普遍的教会は、私たちが知っている通常の教会と何が違うのですか。教えてください。

A. 回答

A:これは教会論に関する質問ですね。いつものように3つ申し上げます。

1番目に、教会には2種類のものがあります。

教会は、ギリシア語で「エクレシア」と言います。「エクレシア」とは、「この世から呼び出された」という意味です。つまり、教会とは建物ではなく、イエス・キリストを救い主として信じた信者の群れのことです。教会には、2種類のものがあります。地域教会と普遍的教会です。私たちが知っている通常の教会は、目に見える教会であり、地域教会です。これ以外に目に見えない教会があります。それが普遍的教会です。

 2番目に、地域教会は欠点を宿した不完全な教会です。

パウロは、諸教会に手紙を書きました。その目的のひとつは、教会内の問題を解決するためです。なぜ教会内に問題があるかというと、霊的に成熟していない信者がいるからです。さらに問題なのは、地域教会には本物の信者と名前だけの信者が存在していることです。名前だけの信者とは、信仰を告白していても、本物の救いを経験していない人たちのことです。「教会」という言葉が複数形で出ていれば、それは100%地域教会を指します。

 3番目に、普遍的教会は真の信者だけが属する教会です。

 普遍的教会とは、使徒の働き2章で教会が誕生して以降信者になったすべての人を含む概念です。つまり、すでに死んだ信者とまだ生きている信者を含む概念だということです。この中には、ユダヤ人信者と異邦人信者がいます。普遍的教会は、「キリストの花嫁」であり、キリストを頭とするキリストの「みからだ」です。携挙に与るのは、この普遍的教会です。普遍的教会を指す場合は、「教会」という言葉は100%単数形で出て来ます。

 自分は普遍的教会に属しているから、地域教会に属さなくてもよいということではありません。真の信者は、地域教会に所属しながら、神の栄光を表わすために奉仕をします。地域教会と普遍的教会の違いを理解し、置かれている場でキリストに従順に従うのは、素晴らしいことです。

参考になる聖句

「教会はキリストのからだであり、すべてのものをすべてのもので満たす方が満ちておられるところです」 (エペソ1:23)

 地域教会に所属しながら、神の栄光を表わすために奉仕するのは素晴らしいことです。

もっと詳しく知りたい方は

地域教会の中で問題が起こるのは、いまに始まったことではなく、初代教会の時代からです。でもそれをうまく解決できるように、いろいろな話し合いがありました。使徒の働きをみてみましょう。

使徒の働き(21)―教会内の問題の解決―


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