2020

08.12

Q.256 精神疾患のある人は信仰を持てますか。

,

こちらは、精神疾患の度合いによるところもありますが、今回の質問者様の場合は立派な質問文を送ってくださっています。重度の方のケースにも回答で触れています。さっそくご覧ください。

テキストで読む

Q. 質問

Q:精神疾患を抱えている求道者です。精神疾患を抱えている方でも、信仰を持つ事は可能でしょうか。3分Q&Aで取り上げてください。宜しくお願い致します。

A. 回答

A:ご自身が精神疾患を抱えておられるということですね。この質問について、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、極度の精神疾患の場合は、信仰を持つのは難しいと思われます。

同じような質問に答えたことがあります。36番目の「物心つく前に亡くなる子どもや、知的ハンディを負った人は、救われるのでしょうか」を参考にしてください。そこで申し上げたことは、自らの罪の判断ができない年齢の子どもは、責任を問われないということです。つまり、子どもの時に亡くなった場合は、天に迎えられるだろうということです。極度の精神疾患の場合も、それと同じです。信仰を持つことはできないでしょうが、責任能力がないので、神の恵みによって天国に迎えられると思います。

2番目に、軽度の精神疾患の場合は、信仰を持つことができると思われます。

質問者の方は、立派な文章を書いておられます。また、信仰の必要性を認識しておられます。この方の精神疾患の度合いは分かりませんが、少なくとも極度なものではないと言えるでしょう。この方には、福音を理解する力と、信仰の決心をする力は備わっていると思われます。つまり、救われる可能性が大いにあるということです。

3番目に、どんな人でも同じ原則によって救われます。

聖書は、人は恵みと信仰によって救われると教えています。福音を信じたなら、その人は恵みによって救われます。福音の三要素とは、①キリストは私の罪のために死なれた、②死んで墓に葬られた、③三日目に復活された、ということです。このことを受け入れ、キリストに信頼を置いたなら、その人は救われます。

精神疾患を抱えての生活は大変だと思いますが、神を信頼して歩んでください。神の力は、弱い人を通して現れるからです。

参考になる聖句

「こうして、私たちは信仰によって義と認められたので、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています」 (ローマ5:1)

精神疾患を抱えている人も、信仰を持つように招かれています。