人間は「福音の3要素」を信じ、イエス・キリストに信頼をおくことによって救われると約束されています。さて、堕落した天使(つまり、悪霊のことですね)の救いについては、聖書に何と書かれているのでしょうか。悪霊にも、救いの道は用意されているのか? 天使は罪を犯すことがあるのか? 今回は、久しぶりに天使についてのご質問にお答えします。
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Q. 質問
Q:人間は罪を犯しても、罪の告白により赦されますが、天使が罪を犯した場合、同様に赦されるのでしょうか。
A. 回答
A:質問の内容が必ずしも鮮明ではありませんので、情報を整理する形で、ご質問にお答えします。いつものように3つ申し上げます。
(1)「人間は罪を犯しても、罪の告白により赦されますが」
①人間は、「福音の三要素」を信じ、イエス・キリストに信頼を置くことによって
救われます。②クリスチャンになってからも、罪を犯すことがあります。
③その場合は、罪の告白によって赦されます(1ヨハ1:9)。
(2)「天使が罪を犯した場合」
①悪魔とは、天使長として造られた霊的存在が、神に反抗して堕落したものです。
②悪霊どもとは、悪魔に従って堕落した天使たちです。
③天使たちの3分の1が堕落しました(黙12:4)。
④聖なる天使たちが罪を犯すことはありません。
⑤罪を犯した天使たちとは、悪霊どものことです。
(3)「同様に赦されるのでしょうか」
①この質問は、悪霊どもにも救いの道が用意されているかという点に集約されます。
②神は、人類を救うために、ひとり子を人として遣わし、十字架上で犠牲にされました。
③しかし、悪霊どもの救いの計画に関しては、聖書になんの記述もありません。
④悪霊どもは、神について十分な知識がありながら、神に反抗しました。
⑤彼らが悔い改める可能性は、ありません。
⑥彼らが厳しい裁きを受けるとは、当然のことです。
参考になる聖句
「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。」(1ペテ5:8)
悪霊どもの救いは、神の計画の中にはありません。
もっと詳しく知りたい方は
身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。(第一ペテロ 5:8)
▼以下の2つのリンクから、悪魔とは「天使が堕落した存在」であることがよくわかります。
#30 “神の子らと人の娘たちが結婚した”とは、どういう意味?
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