確かに、日本のクリスチャン人口はカトリックもプロテスタントも含めて、1%以下だと言われています。この動画で解説をしている中川健一牧師は、足掛け3年に渡り「日本人の精神構造を探る」というセミナーを行っていて、日本の歴史とキリスト教の関係性について詳しく研究・考察をされています。さて、今回の持ち時間は3分。ズバリ、この疑問への答えは?!
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Q. 質問
なぜ日本ではキリスト教が広まらないのですか。
A. 回答
確かに、日本のクリスチャン人口はカトリックもプロテスタントも含めて、1%以下だと言われています。この質問は、3分で答えるにはあまりに複雑なものです。
そこで、現状を単純化して、私が重要だと思う点を3つ上げたいと思います。
1.日本人には、唯一の神という神概念がありません。
(1)日本人の世界観は、汎神論的世界観です。
(2)日本人の信仰は、混合宗教的なものです。
(3)聖書の神は、唯一の神であり、天地の創造主です。
(4)唯一の神を認識することが、キリスト教信仰の始まりです。
2.日本人は、共同体の中で孤立することを恐れています。
(1)徳川時代のキリシタン禁令や五人組の制度の負の遺産を引き継いでいます。
(2)共同体の中での調和を重視します。
(3)これが正しいと思っても、なかなか言い出せないのです。
3.この世の神が日本人の目に覆いをかけています。
(1)この世の神とは、悪魔(サタン)のことです。
(2)日本にキリスト教が広まらない原因のひとつは、霊的なものです。
(3)クリスチャンは、祈りをもって悪魔の働きを阻止する必要があります。
参考になる聖句
「その場合、この世の神が不信者の思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにしているのです」(2コリ4:4)
日本でキリスト教が広まらない理由のひとつは、悪魔の暗躍です。
もっと詳しく知りたい方は
その場合、この世の神が不信者の思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにしているのです(第2コリント 4:4)
▼以下は、中川健一牧師が行った「日本人の精神構造を探る」というセミナーのDVDです。無料での配信は行っていないのですが、日本史とキリスト教にご興味がある方のためにリンクを掲載しておきます。