2026
08.21
Q.512 なぜ明けの明星は、サタンにもキリストにも用いられているのですか。
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Q.質問
「明けの明星」は、サタンにもキリストにも用いられています。なぜですか。
A.回答
一見すると矛盾しているように思えますが、「明けの明星」は固有名詞ではなく、ある性質や役割を表す比喩的表現です。そのため、異なる意味でサタンにもキリストにも用いられています。
1.「明けの明星」は比喩的言葉です。
(1)「明けの明星」とは、夜明け前に東の空に最も明るく輝く金星を指す表現です。
(2)古代では、闇の終わりと新しい時代の始まりを告げる星として知られていました。
(3)この言葉は、「輝き」「栄光」「卓越した地位」「新しい時代の到来」を象徴する比喩として用いられています。
(4)「明けの明星」という言葉自体に善悪の意味があるのではなく、どのような文脈で用いられているかが重要です。
2.サタンに用いられる理由があります。
(1)「明けの明星、暁の子よ。どうしておまえは天から落ちたのか」(イザ14:12)
(2)ここで「明けの明星」(ヘーレル)は、もともと高い地位と輝きを与えられていた存在が、高慢のゆえに堕落したことを表しています。
(3)サタンは、被造物の中でも特別な栄光を与えられていました。
(4)「私は天に上ろう」「いと高き方のようになろう」と心に思い、神に反逆しました。
(5)その結果、天から落とされました。
(6)つまり、「明けの明星」は、サタンの本来の栄光ある地位を示す称号であり、現在の姿を称賛するものではありません。
(7)輝きから転落した悲劇を描くための比喩なのです。
3.キリストに用いられる理由があります。
(1)イエスは、「ダビデの根、また子孫、輝く明けの明星」(黙22:16)です。
(2)キリストが「明けの明星」と呼ばれるのは、新しい時代をもたらす救い主だからです。
(3)夜明け前の明星が朝の到来を告げるように、キリストは罪と死の闇を終わらせ、神の国の完成をもたらすお方です。
(4)サタンは輝きを失った「堕落した明けの明星」ですが、キリストは永遠に輝き続ける「輝く明けの明星」です。
「明けの明星」は、比ゆ的言葉です。



