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今日の聖書の言葉

2025

06.13

Q.451 天国に行っても、神は私の罪を覚えてますか。

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Q.質問

Q:天国に行っても、神は私の罪を覚えておられるのでしょうか。私はクリスチャンですが、罪を責められるのではないかと心配になります。

A.回答

はじめに

「天国に行けたとしても、神さまは私の過去の罪を覚えていて、いつか責められるのでは?」と思ったことはありませんか。聖書は、この問いに対して明確に答えています。「神の赦し」について、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、イエス・キリストを信じたときに、罪は赦されました。

(1)神は、私たちの罪を完全に赦してくださいました。

(2)イエス・キリストの十字架によって、罪は「取り除かれた」のです。

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」(ヨハネ3:16)

「……私たちに不利な、様々な規定で私たちを責め立てている債務証書を無効にし、それを十字架に釘付けにして取り除いてくださいました」(コロサイ2:14)

2番目に、神は、私たちの罪を思い出さないと約束されました。

(1)神の赦しは、「忘れる」赦しです。

(2)「記憶喪失」ではなく、「思い出すことを選ばない」という神の愛の表現です。

「ああ、私の味わった苦い苦しみは平安のためでした。あなたは私のたましいを慕い、滅びの穴から引き離されました。あなたは私のすべての罪を、あなたのうしろに投げやられました」(イザヤ38:17)

「わたしが彼らの不義にあわれみをかけ、もはや彼らの罪を思い起こさないからだ」(ヘブル8:12)

3番目に、天国には涙も苦しみもありません。

(1)天国は、赦された者が永遠の平安を味わう場所です。

(2)そこでは、過去の罪に苦しむことも、思い出して責められることもありません。

「神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである」(黙示21:4)

(3)天国は「赦された者の家」です。

(4)今、イエス・キリストを信じるなら、その平安はすぐに与えられます。

罪の記録は十字架で帳消しにされた。