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今日の聖書の言葉

2020

11.12

Q.267 「父の訓戒に聞き従え」とは、どういう意味ですか。

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世の中いろんなお父さんがいますが、箴言1:8に登場する「父の訓戒」とは何のことでしょう。

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Q. 質問

Q:箴言1:8 にある「父の訓戒に聞き従え。母の教えを捨ててはならない」の意味を教えてください。「父の訓戒」と「母の教え」の違いはなんですか。

A. 回答

A:箴言1:8にはこうあります。 「わが子よ、父の訓戒に聞き従え。母の教えを捨ててはならない。それらは、あなたの頭に戴く麗しい花の冠、首にかける飾りだから」 。この聖句に関して、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、箴言1:8は、理想的なユダヤ人の家庭を想定しています。

 これはソロモンの箴言ですから、「わが子よ」という呼びかけは、ソロモンの息子に対するものです。ユダヤ人の理想的な家庭では、両親が子どもに宗教教育を施していました。申命6:4~7は、神を愛することを子どもたちに教えるようにと命じています。両親の役割は重大です。

2番目に、両親に従うことは、【主】への従順の具体的実践です。

「父の訓戒」と「母の教え」は、同じ意味です。これはヘブル的対句法です。「訓戒」はヘブル語で「ムサール」、「教え」は「トーラー」です。トーラーは律法とも訳されますがここでは個人に向けられたものなので、「教え」と訳されています。信仰的な両親に従うことは、両親を敬えと命令しておられる【主】に従うことです。また、創造の秩序との調和を求めることです。

両親の教えは、「頭に戴く麗しい花の冠」、「首にかける飾り」となります。なんと絵画的な表現ではありませんか。その意味は、両親の教えに従順な者は、魅力的な人物となり、地位と誉れを得るようになるということです。

3番目に、神に反抗的な両親を持っている場合は、「親換え」を実行しましょう。

肉の父は多くの欠陥を持っており、子どもを虐待する場合もあります。しかし、天の父は完全なお方です。聖書には、「みなしごの父、やもめのためのさばき人は、聖なる住まいにおられる神」とあります(詩68:5)。私たちは、イエス・キリストを通して天の父に近づきます。「親換え」のプロセスには時間がかかりますが、天の父と和解した人は、確実に解放と満たしを体験するようになります。現代の日本では、人の価値は偏差値や業績などで計られています。しかし聖書は、全く異なった基準で私たちを評価しています。その人がどれだけ神の主権を認め、真の礼拝者としての人生を歩んでいるかどうか、それが聖書の基準です。

参考になる聖句

「わが子よ、父の訓戒に聞き従え。母の教えを捨ててはならない。それらは、あなたの頭に戴く麗しい花の冠、首にかける飾りだから」 (箴言1:8)

箴言1:8は、両親の教えに従うことの祝福を教えています。