第1課「聖書との出会い」(後半)

「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる」(マタイ 4:4)

聖書ほど不思議な書物はありません。しかし、聖書ほど誤解されている書物もほかにはありません。この聖書の特徴について、一緒に学びましょう。(セッション後半)

スピーカー:中川健一

聖書箇所:マタイ 4:4

収録日:20080825

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6. 旧約聖書は、4つの部分に分かれます。

(1)律法 創世記 〜 申命記 (5 巻)
(2)歴史書 ヨシュア記 〜 エステル記 (12 巻)
(3)文学書 ヨブ記 〜 雅歌 (5 巻)
(4)預言書 イザヤ書 〜 マラキ書 (17 巻) 合計 39 巻

 

7. 新約聖書も、4つの部分に分かれます。

(1)福音書 マタイの福音書 〜 ヨハネの福音書 (4 巻)
(2)歴史書 使徒の働き (1 巻)
(3)書簡 ローマ人への手紙 〜 ユダの手紙 (21 巻)
(4)預言書 ヨハネの黙示録 (1 巻) 合計27 巻


○ 旧約39 巻、新約27 巻、合計66 巻となりますが、掛け算の九九で覚えるとよいでしょう。
  3 × 9 = 27

 

8. 聖書を解く鍵が、2つあります。

(1)イエス・キリスト中心に読んでいかなければなりません。

・聖書のテーマは、イエス・キリストです。
「あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言しているのです」 (ヨハネ5:39)

・創世記3:15 では、罪によって堕落した人類を救うメシア(救い主)の約束がすでになされています。 「わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく」(創世記3:15)

・そういう観点から聖書を見直すと次のようになります。
  旧約聖書 ……… キリストの準備
  福音書 ………… キリストの出現
  使徒の働き …… キリストの伝達
  書簡 …………… キリストの理解
  黙示録 ………… キリストによる完成

 

(2)聖霊の導きを受けなければなりません。
 聖書は神の霊感を受けて書かれたものです。
 新興宗教でいう、いわゆる「おふでさき」のようなものとは違います。記者の人格、学び、特長を生かしつつ、記述の過程で神の守りがあったということです。
  »参照 Ⅰコリント2:9 〜 13

「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です」 (Ⅱテモテ3:16)


「なぜなら、預言は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、神からのことばを語ったのだからです」 (Ⅱペテロ1:21)

 

9. 聖書の目的は、私たちに永遠のいのちを与えることです。

 永遠のいのちとは、質的に新しくされたいのちです。


「しかし、これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである」 (ヨハネ20:31)

祈ってみよう!

イエス・キリストを心に受け入れるにはどうしたらいい?

今、聖書に書かれている神の救いを、自分のものとして受け取りたいと思いますか?受け取る方法は簡単です!
神様がただ一つの救いの方法として示しておられる、イエス・キリストを心に迎える祈りをしてみましょう。あなたが良い人間である必要も、あなたが頑張り屋である必要もありません。祈り方はボタンをクリック!