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第3課「イエス・キリストとの出会い」(前半)

「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか」(マタイ 16:15)

イエス・キリストほど、世界の歴史に影響を与えた人物はいません。しかし、イエス・キリストほど、正しく理解されていない人物もいません。(セッション前半)


第3 課の絵の概念

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1. B.C. の巻物とA.D. の巻物の間に立つイエス:イエス・キリストによって、世界の歴史は二分されました。

2. 4つの巻物:イエス・キリストが歴史上のどんな人物とも異なっていることを示す4つの証拠があります。

3. 第1の巻物 : 旧約聖書の預言

( 1)星を指し示す預言者たち ……旧約の預言者たちは、キリスト来臨の預言を語ったが、そのすべてが成就しました。

4. 第2の巻物: キリスト自身の証言

( 1)十字架と小槌 :キリストは、自らを神としたため十字架にかけられました。

5. 第3の巻物 : 弟子たちの証言

(1)傷もしみもない小羊 :キリストは、その生涯において、一度も罪を犯したことがありませんでした。
(2)人と地球をのせたはかり:キリストは、人のいのちは全世界よりも重いとされました。
(3)布にくるまれたラザロ :キリストは、その生涯において、多くの奇跡を行われました。
(4)十字架 :キリストは、十字架の死に至るまで愛を実行されました。
(5)空になった墓 : キリストは、よみがえられました。

6. 第4の巻物 : 歴史的事実による証言

(1)喜ぶ弟子たち : 今まで臆病だった弟子たちが、一瞬のうちに変えられました。
(2)教会堂 : 教会が誕生しました。

7. 不毛の地にある3つの墓 : 世界四大宗教の創始者のうち、キリスト以外の3人は、墓の中に葬られたままで、よみがえりませんでした。

8. 人々を招くキリスト :キリストは、今も生きていて、人々を救うことができます。

9. キリストを通して、天国に近づく人々:今も多くの人々が、キリストを通して永遠のいのちを自分のものとしています。

スピーカー:中川健一

聖書箇所:マタイ 16:15

収録日:20080827

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イントロダクション

 イエス・キリストほど、世界の歴史に影響を与えた人物はいません。

 しかし、イエス・キリストほど、正しく理解されていない人物もいません。

 イエスとは、ヘブル語のヨシュア(主は救い)をギリシア語に音訳したもの。キリストとは、ヘブル語でメシア(油注がれた者、救い主)と言われた言葉のギリシア語訳。


1. イエス・キリストによって、世界の歴史は二分されました。

 キリストこそ、世界の歴史を二分するにふさわしい方であると、歴史家たちは考えました。キリスト生誕以前をB.C.(Before Christ)、以降をA.D.(Anno Domini、「主の年」の略)と言います。

 

2. イエス・キリストが歴史上のどんな人物とも異なっていることを示す4つの証拠があります。

 信仰は、知ることから始まります。事実を確かめずして信じることは狂信であり、事実があるのに信じないことは不信仰です。事実を事実として受け取ること、それが信仰です。もちろん、すべての事実を確認できるわけではありませんし、見ずして信じるのが信仰の本質でもありますから、ここで言う「知ること」とは、信じるに足る十分な証拠を理解することをさしています。信仰と理性とは、対立するものではなく、共存するものです。

 イエス・キリストが、信頼に足る人物であることを示す4つの証拠について考えてみましょう。

 ・旧約聖書の預言
 ・キリスト自身の証言
 ・弟子たちの証言
 ・歴史的事実による証言

 

3. 旧約聖書の預言

(1)旧約の預言者たちは、キリスト来臨の預言を語ったが、そのすべてが成就しました。

・最初のメシア預言
「わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく」(創世記3:15)

・ユダ部族から生まれるという預言
「王権はユダを離れず、統治者の杖はその足の間を離れることはない。ついにはシロが来て、国々の民は彼に従う」 (創世記49:10)

・ダビデの家系から生まれるという預言
「あなたの日数が満ち、あなたがあなたの先祖たちとともに眠るとき、わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。彼はわたしの名のために一つの家を建て、わたしはその王国の王座をとこしえまでも堅く立てる」 (Ⅱサムエル7:12,13)

・人類の身代わりとして死んでいくという預言
「しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。私たちはみな、羊のようにさまよい、おのおの、自分かってな道に向かって行った。しかし、主は、私たちのすべての咎を彼に負わせた」(イザヤ53:5,6)

ベツレヘムで生まれるという預言
「ベツレヘム・エフラテよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、あなたのうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである」 (ミカ5:2)

 

4. キリスト自身の証言

(1)キリストは、自らを神としたため、十字架にかけられました。

 この方は、「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです」(ヨハネ14:6)と語り、「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです」(ヨハネ11:25)と宣言されました。また、人の罪を赦したり(マルコ2:5)、アブラハムが生まれる前から、自分は存在していると主張したりされました(ヨハネ8:58)。

 キリスト以外に、いったい誰がこのような大胆な宣言をすることができたでしょうか。キリストは、これらの神性宣言のために、裁かれ、十字架にかけられたのです(マタイ26:62 〜 66)。

祈ってみよう!

イエス・キリストを心に受け入れるにはどうしたらいい?

今、聖書に書かれている神の救いを、自分のものとして受け取りたいと思いますか?受け取る方法は簡単です!
神様がただ一つの救いの方法として示しておられる、イエス・キリストを心に迎える祈りをしてみましょう。あなたが良い人間である必要も、あなたが頑張り屋である必要もありません。祈り方はボタンをクリック!