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今日の聖書の言葉

2018

11.06

Q.194 どうしたら神の声を聞くことができますか。

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現代でも神の声を聞いたという人の話を聞きます。いいなぁー!と切実な気持ち、わかります!しかし聖書を見てみても「どの時代区分の箇所か」によって、神が語られる方法も違うようなのです。今この恵みの時代に、神が私たちに与えてくれた神に近く方法とは、何でしょう?

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Q. 質問

Q:聖書には、神の声を聞いた人の話がたくさん出て来ます。今でも神の声を聞くことができますか。私も神の声を聞きたいのですが、どうしたらよいのでしょうか。

A. 回答

A:この方は、もし神が今も語っておられるとしたら、どうすれば神の声を聞くことができるのかと質問しておられます。この点について、いつものように3つ申し上げます。

1 番目に、聖書時代においても、神が語られるというのは極めて例外的なことでした。

  確かに、聖書には神が語られた事例がなん百と出て来ます。しかし、それらの出来事は、約4千年の歴史の流れの中で起こったことであり、神が常に語っておられたということではありません。また、神が語られた方法も均一ではなく、ある場合は直接的語りかけ、ある場合は夢や幻、さらにある場合は、心に響く声や心に感じる印象などが用いられました。

2 番目に、今の時代、神は3 つの方法で私たちに語っておられます。

(1)神のことばである聖書。聖書には、救いとクリスチャン生活に必要な情報がすべて記されています。神は聖書を通して私たちに語っておられます。

(2)状況。神は、状況を導くことによって、私たちのために門戸を開いたり閉じたりしておられます。状況の変化は、神が私たちを訓練し育てるための方法です。

(3)良心。今も神は、良心を通して語っておられます。私たちが霊的に成長するに従って、聖書と良心の声は合致するようになります。

3 番目に、論理的には、神が直接的に語りかけることは、今もあり得ます。

その場合、注意すべき点がいくつかあります。

(1)神が直接的に語りかけるというのは、聖書時代と同じように、今も極めて例外的なことです。

(2)それゆえ、「神の声を聞いた」と頻繁に言う人がいたなら、疑ってかかるのが良いと思います。その人たちは、自分の内なる思いを神の声だと勘違いしている可能性が大です。

(3)「神の声の内容」は、聖書によって吟味する必要があります。もし聖書と合致しないなら、それは神の声ではありません。神は、矛盾したことを言われるお方ではありません。

参考になる聖句

「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です」 (第2テモテ 3:16)

今の時代は、神の声を聞きたいなら、聖書を読むことが一番です。

もっと詳しく知りたい方は

Q.185 聖霊は感じられるものですか。

Q.189 礼拝のときに降ってくる金粉をどう考えたらよいですか。
▲もしあなたの周りに、しょっちゅう神の声が聞こえたり奇跡が起きている人がいたら・・・?内容はよーく吟味し他方がいいかもしれません。

ヘブル人への手紙(1)—ヘブル人への手紙のテーマ—
▲ヘブル人への手紙の聖書解説、第一回目のメッセージです。初代教会時代の使徒たちが、神がむかし語られた方法について、そして今この恵みの時代がどれほどすばらしいのかを理論的に説明している内容です。ここに登場するディスペンセーショナリズムについてはこちらへ。