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今日の聖書の言葉

キリストが復活されなかったのなら、私たちの宣教は実質のないものになり、あなたがたの信仰も実質のないものになるのです。

紀元55年

使徒パウロ

そして、キリストが復活されなかったのなら、私たちの宣教は実質のないものになり、あなたがたの信仰も実質のないものになるのです。(1コリント15:14)

リチャード・ニクソン米大統領の側近であったチャック・コルソンは、ウォーターゲート事件への関与で有罪となりました。その後彼は、獄中で回心してクリスチャンとなりました。以下、彼の証言です。

 

イエスの復活は事実かと質問されると、私は「弟子たちと500人の人たちは、自分たちが目撃した事実を書いているのだ」と答える。すると、「どうしてそれが事実だとわかるのか」との質問が返ってくる。そこで私は、ウォーターゲート事件を例に取って説明する。

その事件は、大統領に忠誠を誓った側近たちが共謀して起こした事件である。しかし、側近のひとりジョン・ディーンは、当局の調査が始まってたった2週間で、自分の身を守るためにニクソンに不利な証言をした。たった2週間でこの事件の隠蔽工作は失敗に終わった。すると、だれも彼もが罪を軽くしてもらうために証言を始めたのだ。

大統領の側近たちが直面していたのは、死の危険性ではなく投獄の可能性である。しかし、イエスの弟子たちは死の可能性に直面していた。それにもかかわらず、あの無力な12人の男たちは、最後まで、イエスは肉体的に復活したという証言を曲げることはなかった。もしそれが陰謀だとするなら、殺される前にその中のひとりくらいは白状していたと思わないか。人は真実のためにはいのちを捨てても、嘘のためにいのちを捨てることはない。ウォーターゲート事件の隠蔽工作失敗は、人間の本性を明らかにしている。

イエスの弟子たちは、イエスの復活を否定することができなかった。復活のイエスを、顔と顔を合わせて見たからである。2000年たった今も、イエスが復活し、今も生きておられるという事実は変わらない。その事実が、世界中のクリスチャンを励ますのだ。たとえ刑務所の中にいても、また拷問や死の恐怖に直面していても、イエスは神であるという事実は変わらない。その事実の上に、私たちは自分の人生を築き上げるのである。

Charles Colson, BreakPoint Online Commentaries
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