イエス・キリストを心に受け入れるにはどうしたらいい?
今、聖書に書かれている神の救いを、自分のものとして受け取りたいと思いますか?受け取る方法は簡単です!
神様がただ一つの救いの方法として示しておられる、イエス・キリストを心に迎える祈りをしてみましょう。あなたが良い人間である必要も、あなたが頑張り屋である必要もありません。祈り方はボタンをクリック!
今日の聖書の言葉
「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい」 (IIテモテ4:2)
主の大宣教命令が具体的な形で実現する方法はひとつしかありません。それは、「信徒による個人伝道」です。このセミナーのまとめとして、私たちも、「信徒による個人伝道」について学んでみましょう。(セッション前半)
・神の子としての特権に気づいている。
・告白していない罪がない。
・聖霊の満たしを確信している。
・伝道の方法を知っている。
(1)コーヒーカップ:心に語りかける。
(2)第1課の絵:頭(理性)に語りかける。
(3)第2課の絵:心(良心)に語りかける。
(4)第3課の絵:霊に語りかける。
(5)第4課の絵:意志に語りかける。
スピーカー:中川健一
聖書箇所:IIテモテ4:2
収録日:20080825
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主の大宣教命令が具体的な形で実現する方法は一つしかありません。それは、「信徒による個人伝道」です。
初代教会の時代、キリスト教が爆発的に広がったのは、パウロやペテロといった指導者たちが活躍したからだけではありません。名もない人が、その生活の場で、あるいは散らされていった先で、イエスを救い主として証しした結果、ローマ帝国の各地で教会が生まれ、成長していったのです。
このセミナーのまとめとして、私たちも、「信徒による個人伝道」について学んでみましょう。
自分の内側に未解決の問題を抱えている人が、他の人を助けようとしても、無理があります。また、自分が経験していないことを、他の人に伝達することにも無理があります。
人の心に届き、人の心を動かす力は愛です。伝道が「自己目的」的にならず、愛に根ざしたものになるなら、人は救われます。そのためには、伝える側が、霊的に充足した状態にいなければなりません(これは、すべての問題から自由になっているという意味ではありません。もしそうならば、この地上生涯で、そのような状態を期待することはできませんから、私たちは伝道不能ということになってしまいます)。
・神の子としての特権に気づいていること(ローマ8:14〜17 参照)。
・告白していない罪がないこと(レビ16:6〜10,20,21、Ⅰヨハネ1:8〜10)。
・聖霊の満たしの確信があること(エペソ6:18、Ⅰヨハネ5:14,15)。
・伝道の方法を知っていること(Ⅰペテロ3:15)。
伝道のさまたげになるのは、マイナス信仰です。私たちの心の中には、無意識に次のような思いが働きます。
・金銭的に恵まれている人は、救いを必要としていない。
・成功している人は、救いを必要としていない。
・頑固な人は、救われにくい。
・貧しい人は、生活に追われていて、福音のメッセージに耳を傾ける余裕がない。
そして、いつの間にか、「あの人だけは、絶対に救われない」という深い確信になってしまいます。
しかし、救いを必要としていない人はいません。すべての人が、神から招かれています。
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」(マタイ11:28)
ヨハネの福音書には、イエスがある個人に対し、またあるグループの人々に対して語りかけておられる箇所が何回か出てきます。イエスの方法は、絶えず、聞き手の側に立って語るということでした。そして、それは、パウロの方法でもありました(Ⅰコリント9:19〜23)。
人は、他人が与える理由によってではなく、自分自身が考える理由で決心していきます。このことをよく覚えておきましょう。
・ニコデモとの会話(3:1〜21)――「神の国と新生」
・サマリヤの女との対話(4:1〜42)――「生ける水」
・五千人の給食の後のメッセージ(6:22〜71)――「いのちのパン」
・生まれつきの盲人のいやし(9:1〜41)――「世の光」
(1)心に語りかける。
「ひとりのサマリヤの女が水をくみに来た。イエスは「『わたしに水を飲ませてください』と言われた」(ヨハネ4:7)
イエスがサマリヤの女に語りかけられた方法は、ただちに彼女にある種の好感を与えました。
・ユダヤ人の男性が、
・サマリヤ人の女性に、
・水を求めた。
人は、心が開いた人に対して、また、好感を持った人に対してのみ耳を傾けます。私たちの人格そのものがメッセージになるということを知っていなければなりません。「心に語りかける」という段階を経て、はじめて次のステップに進むことができます。
(2)頭(理性)に語りかける。
「イエスは答えて言われた。『もしあなたが神の賜物を知り、また、あなたに水を飲ませてくれと言う者がだれであるかを知っていたなら、あなたのほうでその人に求めたことでしょう。そしてその人はあなたに生ける水を与えたことでしょう』」(ヨハネ4:10)
サマリヤの女の興味は、「水」でした。そこでイエスは、「生ける水」について語り始めています。
聖書的背景の全くない多くの日本人は、キリスト教とは数多くある宗教のうちの一つにしかすぎないと考えています。その人々に伝道するためには、聖書がユニークな本であることを先ず示す必要があります。
ここで、第1課「聖書との出会い」の絵を用いて伝道してみましょう。上記(1)のステップが終了したと思われる友人、家族に、4回で終わる簡単な聖書の学びがあることを告げ、お誘いしてみましょう。
・場所、時間は相手の希望通りにする。
・力まないで、より親しくなるチャンスだぐらいの気持ちで接する。
・相手の反応に注意しつつ、一つ一つのステップを確認しながら進む。
・決して、プレッシャーを感じさせないようにする。
(3)心(良心)に語りかける。
「イエスは彼女に言われた。『行って、あなたの夫をここに呼んで来なさい』」(ヨハネ4:16)
心(良心)に語りかけるとは、決して相手の人格を見下したり、プライドを傷つけたりすることではありません。イエスは、どんな罪人に接する場合でも、相手の人格を尊重し、恵みをもって接しておられます。
聖書に関して、ほとんど知識のない日本人に対して、クリスチャンの立場から罪を説明しようとするとき、細心の注意を払わないと、不必要な気まずさ、対立関係を生み出すことがあります。
・偶像礼拝についてどう語るか。
・「キリストを知らないで死んだ人はどうなるか」という質問にどう答えるか。
第2課「自己との出会い」の絵を用いて、人間の姿について話し合ってください。教えるという態度でなく、自分の証しをするつもりで分かち合ってください。相手の反応をよく見、心を開いているか、拒否しているか確かめながら一歩一歩進んでください。もし相手が、自分の心の深い問題について語り始めたら、良いしるしと受け取ってよいでしょう。
(4)霊に語りかける。
「イエスは言われた。『あなたと話しているこのわたしがそれです』」(ヨハネ4:26)
イエスは、ここで自己啓示、つまり、「わたしこそメシアである」との宣言を行われましたが、これは驚くべきことです。弟子たちにさえまだ明かしていないことを、ここで明かされたのです。この女の一番深い要求にキリストは答えてくださいました。
第3課「キリストとの出会い」の絵を用いて、霊の必要に語りかけましょう。
(5)意志に語りかける。
「女は、自分の水がめを置いて町へ行き、人々に言った。『来て、見てください。私のしたこと全部を私に言った人がいるのです。この方がキリストなのでしょうか』そこで、彼らは町を出て、イエスのほうへやって来た」(ヨハネ4:28〜30)
この女は、一つの決断をしてキリストのもとを去りました。「水がめを置いて」ということばのうちに、それが象徴されているではありませんか。
第4課「新しいいのちとの出会い」の絵を用いて、意志に語りかけましょう。ここで大切なことは、その人の心の準備ができているかどうか、つまり時が来ているかどうかです。未熟児を無理やり生ませるようなことをしてはいけません。結果は神にゆだねるのですが、どんな結果が出ても、相手の人と良い関係を保つことができるように、注意します。
今、聖書に書かれている神の救いを、自分のものとして受け取りたいと思いますか?受け取る方法は簡単です!
神様がただ一つの救いの方法として示しておられる、イエス・キリストを心に迎える祈りをしてみましょう。あなたが良い人間である必要も、あなたが頑張り屋である必要もありません。祈り方はボタンをクリック!