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今日の聖書の言葉

2025

11.14

Q.472 人類はみな神の子ですか。

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Q.質問

Q:イエスは神の子と呼ばれますが、人類は皆「神の子」ではないのですか。

A.回答

多くの日本人は、「人はみんな神の子だ」と考えています。しかし、聖書が語る「神の子」ということばは、私たちのイメージとはまったく違います。このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、イエスは父なる神と同等です。

(1)イエスが「神の子」と呼ばれるのは、「神の被造物」という意味ではありません。

(2)「神の子」ということばは、イエスが神と同じ本質を持つ方であるという宣言です。

(3)イエスは永遠の昔から存在し、父なる神と同じ栄光と権威を持っておられます。

(4)「神の子」とは、神に似ている存在ではなく、神そのものであることを示す称号です。

(5)ユダヤ人たちがイエスを十字架にかけようとした理由のひとつは、イエスが自らを神の子と呼び、神と同等だと語られたからです。

2番目に、人は生まれながらにして「神の子」ではなく、「怒りの子」です。

(1)私たちは神に背を向け、罪の性質を持って生まれた存在です。

(2)聖書はむしろ、人間を「怒りの子」と呼びます。

(3)これは、神の怒りの対象として生きている、という厳しい現実を示すことばです。

(4)人は本来、神と断絶した状態で生きている。だから「神の子」ではないのです。

(5)もし全員が最初から神の子なら、救いも、十字架も必要なくなってしまいます。

3番目に、イエスを信じた人は「神の子」と呼ばれます。

(1)イエスを救い主と信じ受け入れた人は、神の家族に迎えられ、「神の子」とされます。

(2)これは血筋でも、努力でも、生まれた環境でも得られません。

(3)神の子とされるとは、身分が変わるということです。

(4)罪の中で生きる存在から、神の家族として永遠のいのちと希望を持つ者へと変えられるのです。

(5)これは、信じる者に与えられる驚くべき恵みです。

イエスを信じる人は、神の子とされます。