2024
12.06
Q.424 神殿はいくつありますか。
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Q.質問
Q:聖書に登場する神殿について、その数と特徴を教えてください。
A.回答
A:はじめに
エデンの園では、神殿は不要でした。アダムとエバは、シャカイナグローリーとともに住みました。彼らは、堕落後、園から追放されました。エデンの園は、ノアの洪水によって破壊されました。つまり、地上には神が臨在される場所がなくなったということです。神殿は、神がご自身の臨在を現すために必要となりました。今回は、4つのポイントでお話しします。
第一神殿は、ソロモンの神殿です。
(1)出エジプトの時代、荒野で幕屋建設の命令が下りました。
(2)神は、幕屋の至聖所の中に臨在を現すと約束されました。
(3)幕屋と同じ形状のものが、ソロモンの時代に神殿として建設されました。
(4)その神殿の至聖所に、シャカイナグローリーが宿りました。
(5)しかしエゼキエルの時代に、偶像礼拝のゆえにシャカイナグローリーは去りました。
(6)バビロン軍によって神殿は破壊されました(前586年)。
第二神殿は、ゼルバベルの神殿です。
(1)バビロン捕囚から帰還後に、建設されました(前」516年頃)。
(2)この神殿には、契約の箱もシャカイナグローリーもありませんでした。
(3)後に、ヘロデ大王がこの神殿を拡張しました。
(4)イエスが訪問した神殿は、ヘロデ大王が拡張した神殿でした。
(5)この神殿は、紀元70年にローマ軍によって破壊されました。
第三神殿は、患難期の神殿です。
(1)患難期の前に建つのか、患難期前半の3年半の間に建つのかは、分かりません。
(2)患難期の中間になると、反キリストの神殿に像が置かれ、その礼拝が強要されます。
(3)ユダヤ教の中には、第三神殿再建を目指す団体があります。
第四神殿は、千年王国の神殿です。
(1)その神殿にはシャカイナグローリーが戻ってきます。
(2)キリストの犠牲を記念するために、いけにえが再び献げられます。
(3)千年王国に続く新天新地においては、神殿は不要となります。
聖書には4種類の神殿が登場します。