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今日の聖書の言葉

2023

12.08

Q.372 救われるために、なぜ罪を認める必要があるのですか。

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Q.質問

Q :イエスの十字架の死によって人類の罪が贖われたのなら、なぜ自分の罪を認め、悔い改め、罪から解放されるというプロセスが必要なのですか。

A.回答

A:はじめに

イエスの十字架の死によってすべての人は救われているという教えを、ユニバーサリズム(普遍主義)をいいます。この教えでは、やがてすべての人が天国に行くことになります。しかしこれは、聖書の教えではありません。マタイ25:46で、イエスは、罪人は永遠の刑罰に入ると教えています。この質問について、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、神の愛と恵みを強調するだけでは不十分です。

(1)確かに、神は愛と恵みに富んだお方です。

  ①それゆえ、ひとり子を遣わし、私たちの罪を贖うために、十字架につけたのです。

(2)と同時に、神が聖なる方、義なる方であることも忘れてはなりません。

  ①神は、罪人を裁かれます。

2番目に、救いは神からの贈り物ですから、受け取る必要があります。

(1)ヨハネ3:16にこうあります。

 「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」(ヨハ3:16)

(2)この聖句は、神の役割と人間の役割について教えています。

  ①神の役割は終わりました。神は、ひとり子を与えるほどに罪人を愛されました。

  ②人間の役割は残っています。御子を信じ、永遠のいのちを得ることです。

(3)アダムは、神のことばを信じなかったので、堕落しました。

(4)私たちは、神のことばを信じることによって、神と和解します。

3番目に、用語を正しく理解する必要があります。

「なぜ自分の罪を認め、悔い改め、罪から解放されるというプロセスが必要なのですか」

(1)罪を認めることを認罪と言います。

  ①認罪がなければ、救いの必要性を感じることはありません。

(2)悔い改めとは、後悔することではありません。

  ①イエス・キリストについての理解を変更することが、悔い改めです。

(3)罪から解放されることは、救いの条件ではありません。

  ①信仰と恵みによって救われた人は、神の怒りから解放されます。

  ②罪から解放されるのは、聖化というプロセスの中で起こることです。

  ③質問者の方にとっては、福音は受け取り手のない贈り物になっています。

 救いは贈り物ですから、自発的に受け取る必要があります。