3分でわかる!のご質問にたびたび登場する「聖書にはっきり記述がない」現代的で、グレーな分野に関する内容です。整形はダメで厚化粧はOKとか、そういう話ではないんですね^^;
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Q.質問
Q:20代女性、クリスチャンです。昔から容姿にコンプレックスがあり、本気で美容整形を考えています。クリスチャンとして、美容整形は罪になるのかどうか知りたいです。
A.回答
A:美容整形に関して、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、聖書には美容整形に関する教えはありません。
つまり、美容整形はそれ自体が善でも悪でもないということです。これはグレーゾーンに属するテーマなので、クリスチャンであるなら、祈りながら自分で判断する必要があります。体にメスを入れることは、いかなる場合であっても不自然なことです。不自然さ乗り越えてでも整形手術を受ける必要があるのかどうか、慎重に吟味する必要があります。
2番目に、決断する前に、美容整形にかかる犠牲を数えてみましょう。
整形手術には、費用がかかります。時間もかかります。しばらくは、苦痛と不便さに耐えなければなりません。また、後遺症の問題もあります。お金、時間、快適な生活などを犠牲にしてまで整形手術を受ける必要性があるかどうか、自問自答すべきです。お金や時間は、神の御心に沿って用いるように私たちに委ねられています。家族愛や隣人愛の実践がないがしろにされるなら、それは問題です。
3番目に、決断する前に、動機を自問自答してみましょう。
美容整形は外面の問題ですが、このことには内面の問題が深く関わっていることを覚えましょう。先天的障がいや不慮の事故による体の損傷を抱えている人の場合、整形手術をしたいと願うのは十分理解できます。しかし、社会的受容や自己実現が動機になっている人の場合は、自分の心の状態を慎重に吟味する必要があります。美容整形を際限なく行う人は、自己受容が出来ていない人です。いずれにしても、最終的な決断は本人に委ねられています。動機は正しいか、どれくらいの犠牲を払うことになるのか、よく吟味しましょう。
「麗しさは偽り。美しさは空しい。しかし、【主】を恐れる女はほめたたえられる」(箴31:30)
参考になる聖句
「むしろ、柔和で穏やかな霊という朽ちることのないものを持つ、心の中の隠れた人を飾りとしなさい。それこそ、神の御前で価値あるものです」 (第一ペテロ3:4)
整形手術を受ける前に、犠牲と動機を吟味すべきです。