信仰3年目という質問者様より。確かにお祈りには「天のお父様・主よ」など色々な呼びかけが登場しますよね。呼び名ごとに違う相手/祈る対象になってしまうのでしょうか?ベテランクリスチャンにとっては、慣れすぎてあまり思いつかないご質問かもしれません。さっそく回答をご覧ください。
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Q. 質問
Q:私は3年目のクリスチャンですが、お祈りの最初に、天のお父様と言ったり、イエス様、神様、主よ、などと呼びかけたりしますが、どう呼びかけるかで、なんとなくイメージが違うように感じます。クリスチャンの方は、どのように使い分けておられるのでしょうか。
A. 回答
A:祈り方について、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、クリスチャンの祈りには基本的なパターンがあります。
クリスチャンの祈りは、三位一体の神への祈りです。従って、祈りの方法に関しても、三位一体の神のすべての位格が関わってきます。祈りの基本的なパターンは、父なる神に対する祈りですが、その場合、イエス・キリストを通して、聖霊に促されて祈るということが大切です。聖書に記された祈りのほとんどが、このパターンによる祈りです。では、イエス・キリストに対する祈りが間違っているかというと、必ずしもそうではありません。聖書の神は唯一の神だからです。ただし、聖霊に対する直接的呼びかけは、控えるのがよいと思います。聖霊の役割は、イエス・キリストの栄光を表わすことにあるからです。
2番目に、クリスチャンの祈りは、イエス・キリストの御名による祈りです。
私たちは、救い主であり仲介者であるイエス・キリストを通して、父なる神に祈ります。主イエスは、御自身の御名による祈りは聞かれることを約束しておられます。 「まことに、まことに、あなたがたに言います。わたしの名によって父に求めるものは何でも、父はあなたがたに与えてくださいます」 (ヨハ16:23)。イエス・キリストの名によって父に求めるとは、御心に叶った祈りを捧げるということです。
3番目に、クリスチャンの祈りは、聖霊に導かれた祈りです。
聖霊が、その時その時にふさわしい言葉を、私たちに与えてくださいます。 「あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい」(エペソ6:18)。聖霊が導く祈りには、いくつもの要素が含まれています。①悔い改め、②告白、③願い、④執りなし、⑤賛美、⑥礼拝などは、すべて聖霊に導かれた祈りに含まれる要素です。
父なる神に向かい、イエス・キリストを通して、聖霊によって祈ることを始めようではありませんか。
参考になる聖句
「あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい」 (エペソ 6:18)
祈りの基本は、「父なる神に、イエス・キリストを通して、聖霊によって祈る」ということです。
もっと詳しく知りたい方は
誰に向かって祈るのですか。
▲「お父様、イエス様、聖霊様」と祈っている人がいたので、驚いたという方からの似た質問です。