以前、別の中川健一牧師のメッセージにこのキーワードが登場したのを聞いて、不安になられた方からのご質問です。案外世の中には名目上のクリスチャンも存在するようですが、自分がどうなのかを確認する方法とは・・・?
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Q. 質問
Q: 先生はあるメッセージで、「救われていないクリスチャンがいる」と言われました。それを聞いて、自分は救われているのかどうか、不安なりました。どういう人が救われていないクリスチャンなのですか。
A. 回答
A:救われていないクリスチャンとは、名目上のクリスチャン、つまり名前だけのクリスチャンという意味です。このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、教会に通っているだけでは、救われているとは言えません。
名目上のクリスチャンは、地域教会に所属していることで安心感を覚えています。しかし、洗礼を受けたり、熱心に教会に通ったり、献金を捧げたりしているからと言って、その人が救われているとは限りません。なぜなら、外面的な行為は信仰がなくても行えるからです。人は、恵みと信仰によって救われます。救われた人は、霊的に新しく生まれます。パウロは、コリント人への手紙第二 5:17でこう言っています。 「ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」 。真のクリスチャンは、霊的新生を体験しています。
2番目に、親がクリスチャンだというだけでは、救われているとは言えません。
名目上のクリスチャンは、家系、習慣、伝統などを基に、自分はクリスチャンだと言います。名目上の仏教徒がいるのと同じように、名目上のクリスチャンもいるのです。先程申し上げたように、霊的生まれ変わりを体験しなければ、真のクリスチャンとは言えません。名目上のクリスチャンが存在する理由は、その方が楽だからです。その人たちは、今までの生活を変えなくても、自分はクリスチャンだと言いながら生きることができます。彼らの行動には、道徳的・倫理的変化はありません。また、依然として自分の判断に沿って生きています。
3番目に、救われるための唯一の方法は、イエス・キリストの福音を信じることです。
福音には、3つの要素があります。①イエス・キリストは、私たちの罪のために十字架上で死なれました。②墓に葬られました。③3日目に復活されました。このことを信じ、イエス・キリストに信頼を置いた人は救われます。信じますと心に決め、告白した瞬間に、その人は霊的に新生します。質問された方も、イエス・キリストの福音を信じているなら救われています。不安に思う必要はありません。
参考になる聖句
「ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」 (第二コリント 5:17)
人は、イエス・キリストの福音を信じる信仰によって救われます。