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今日の聖書の言葉

2017

08.28

Q.135 どのようにして教会を選べばよいですか。

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教会の選び方を知りたいという方は多いと思います。残念ながらこの地上には、理想的な教会は存在しません。教会は成長途上の、不完全な信徒の集まりだからです。その上で、中川健一牧師が考える「こういう教会は避けたほうがいい」という要素と、その逆、良い教会の特徴をお伝えします。

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Q. 質問

Q:教会に行きたいと思いますが、不安があります。よい教会の選び方を教えてください。


A. 回答

A:先ず申し上げたいのは、地上には理想的な教会は存在しないということです。教会は、成長途上にある信者の集まりだからです。その上で、私が考える教会の選び方を、①否定的な要素、②肯定的な要素、③その他の要素に分けて申し上げます。


 1番目に、否定的な要素です。

 つまり、こういう教会は避けた方がいいという意味です。①「神は、私たちが成功し、豊かになることを願っておられる」と教える教会は避けるべきです。このような教えを「繁栄の神学」と言います。②この教会が一番だと教える教会も、避けた方がいいと思います。カルト化した教会の可能性があるからです。③恐怖心に訴えかけるメッセージを語る教会も、危険です。


2番目に、肯定的な要素です。

 ①イエス・キリストの福音が語られている教会は、よい教会です。つまり、人間は罪人であり、救いを必要としている。イエス・キリストだけが唯一の救い主である。このようなことが常に語られているということです。②聖書を誤りなき神のことばと信じている教会は、よい教会です。③「イエス・キリストは、神が人となられたお方である」と教えていることも、よい教会の要素です。④信徒同士の間に、愛と自由な交わりがあることも大切です。これは、第一印象で分かることが多いです。


3番目に、その他の要素です。

自分ではなかなか判断できない神学的なテーマについては、どう判断したらよいのでしょうか。信仰の基礎は短時間で理解できるでしょうが、聖霊論、終末論などの学びには時間がかかります。そのような場合は、自分で決めた教会にしばらく通いながら、様子を見るのがよいと思います。その教会は、福音を語っているか。地域社会に奉仕をしているか。求道者を喜んで受け入れているか。賛美のスタイルが自分にあっているか。そのような観察を続けながら、聖書の学びを積み上げてください。自分なりに神学的なテーマに関する確信が持て始めたなら、その教会のメンバーになるべきか、他の教会を探すべきか、方向性が見えてくると思います。

教会は、建物の大きさや会員の数によってではなく、祈りによって、神の御心を求めて選ぶべきです。


参考になる聖句

「教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです」(エペ1:23)

福音を語っている教会が、よい教会です。

もっと詳しく知りたい方は

教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです(エペソ1:23)


#134 教会に行くべき理由は何ですか。

▲それでも教会に、集うべき理由とは?

#39 私の教会に、同性愛者のクリスチャンがいます。どう考えたらよいのでしょうか?

▲教会は、完璧な人間の集まりではありません。