人生の謎を解く(6)―人はどこへ行こうとしているのか―

キリストの再臨が確実に起こると考えられる理由について、解説します。 

スピーカー:中川健一

収録日:20120710

メッセージ再生(55:49)

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イントロダクション

(1)これまでの復習

①「人はどこから来たのか」

*進化論ではなく、創造論。

②「人はなぜ苦難に会うのか」

*神への反逆(創3章)

*神の解決策(創3:15)

③「イエス・キリストとは誰か」

*イエスは救い主(メシア、キリスト)である。

④「なぜ十字架が重要なのか」

*罪の代価が支払われた。

*世(罪人)を神と和解させた。

⑤「復活は歴史的事実か」

*弟子たちの命がけの証言があった。

 

 

はじめに

(1)「人はどこへ行こうとしているのか」

  (例話)ミステリーツアー

     【天王寺・なんばパークス・梅田発】

      トイレ付バス利用!○○湾をめぐる離島ミステリー

 

(2)多くの人にとって、人生そのものがミステリーツアーである。

①次に何が起こるのか、常に不安である。

②それゆえ、哲学があり、宗教がある。

③死んで復活されたイエス・キリストの証言だけが、確実なものである。

   (例話)旧市街のユダヤ人地区とアラブ人地区

(3)成長セミナーの第9 課「人生のパノラマ」を参照のこと

①人間には、7つの段階が用意されている。

②今置かれている段階から、次の段階を想像することは、非常に難しい。

 

 

1.胎児

(1)人間は、神の作品である。

「あなたの目は胎児の私を見られ、あなたの書物にすべてが、書きしるされました。私のために作られた日々が、しかも、その一日もないうちに」(詩139:16)

 

(2)ヒトの産科医療では妊娠第8週目から胎児という。

①それ以前は胎芽

②聖書的には、受精の瞬間から、それは人間である。

 

 

2.人間としての誕生

(1)人生の諸体験の中で、最も危険、かつ劇的なものが出生体験である。

①チャド、ソマリア 10万件中1千件以上(妊産婦の死亡率)

②2007年の厚労省のデータ。過去10年間の平均。

*最も低い広島が出生10万件あたり1.84人

*最も高い京都は10.70人

*西日本は低くて東日本で高い東西格差が浮かび上がった。

 

(2)胎児の状態とは全く異なった存在形態に移行する。

①呼吸を始める。

②乳を飲み始める。

③人格的交流を求め始める。

(3)胎児は、このような世界があることを理解できない。

 

 

3.新生体験

(1)新生体験を経て、霊的いのちが活動し始める。

①ただし、この段階を経験しない人もいる。

②生まれながらの人間は、霊的いのちがあることを信じることができない。

 

(2)イエスとニコデモの対話

「イエスは答えて言われた。『まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません』」(ヨハ3:3)

 

①新生の必要性

②新生の神秘性

 

(3)肉体の誕生と霊の誕生には相関性がある。

①苦痛(イエスの十字架)

②呼吸(祈り)

③乳(みことば)

④交流(交わり)

 

 

4.肉体の死

(1)死は消滅ではない。

①死とは、関係の断絶である。

②肉体は朽ちるが、魂(霊)は生き続ける。

 

(2)聖書が教える3つの死

①霊的な死(地上生涯において経験する神との断絶)

②肉体の死(肉体と霊の分離)

③永遠の死(罪人の最終的な運命)

 

(3)死後の世界

①旧約時代は、死者の魂はすべてシオール(ハデス)に行った。

②シオールには、苦しみの場所と慰めの場所があった。

*慰めの場所は、パラダイス、あるいはアブラハムのふところ。

*信者はパラダイスに、不信者はシオールそのものに行った(ルカ16:19 以降)。

*両者の間を行き来することは不可能。

③イエス・キリストの復活と昇天以降、パウロだけが第三の天にまで引

 き上げられた。

④今の時代、信者が死ぬと、その魂は天にあるパラダイスに行く。

「私は、その二つのものの間に板ばさみとなっています。私の願いは、世を去ってキリストとともにいることです。実はそのほうが、はるかにまさっています」(ピリ1:23)

 

(4)罪人の運命

①人は、その人に与えられた光の量によって裁かれる。

②ハデスにおいて、罪の軽重はある。

③第二のチャンスはない。

「よみ」と訳されるハデスの構造図解(図:ハーベスト・タイムU.S.A. 中川洋)

図:ハーベスト・タイムU.S.A. 中川洋
▲クリックで拡大

 

5.復活

(1)死んでから、新しい肉体に甦るまでを中間状態と言う。

①この間も、人は意識を持ち続け、祝福の生活を送ることができる。

 

(2)携挙の時に、復活の体が与えられる。

「けれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。キリストは、万物をご自身に従わせることのできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じ姿に変えてくださるのです」(ピリ3:20、21)

①生きている人は、そのまま空中に引き上げられる。

②死んだ人は、復活する。

 

(3)信者の裁きがなされる。

①これは、罪の裁きではなく、報酬の裁きである。

②さまざまな冠がある。

「朽ちない冠」(1コリ9:25)

「喜びの冠」(1テサ2:19)

「義の冠」(2テモ4:8)

いのちの冠」(ヤコ1:12)

栄光の冠」(1ペテ5:4)

 

 

6.千年王国 

(1)7年間の大患難時代

①これは、不信仰と罪の裁きの期間である。

②教会はすでに天に上げられている。

 

(2)キリストの地上再臨

①再臨の条件は、イスラエルの救い。

②王としてのキリストが地上に来られ、メシア的王国を設立される。

③イエス・キリストの再臨に関しては、新約聖書では300回以上の言及がある(25節に1回の割合)。

 

(3)千年王国の特徴(イザ11:6~9)

①自然界の秩序が回復される(ローマ8:18~22)。

②神の民は、王なるキリストとともに、千年の間、その王国を支配するようになる。

③戦争の廃絶

④病の消滅

 

 

7.永遠の世界 

(1)千年王国の終わりに、白い御座の裁きが行われる。

①サタンと罪人は、火の池に投げ入れられる(黙20:7~15)。

 

(2)黙示録21、22 章に預言されている祝福が実現する。

①神の民にとって、永遠に変わることのない祝福がやって来る。

 

 

まとめ

 以下の質問に答えましょう。

(1)キリストの再臨が確実に起こると考えられる理由は何ですか。

 

(2)あなたの考えでは、世の終わりは近いと思いますか。またその理由は何ですか。

 

(3)再臨の日時を定めることは正しいですか、間違いですか。その理由は何ですか。

祈ってみよう!

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