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だれでもわたしのことばを守るならば、その人は決して死を見ることがありません。

紀元30年頃

イエス・キリスト

まことに、まことに、あなたがたに告げます。だれでもわたしのことばを守るならば、その人は決して死を見ることがありません。(ヨハネ8:51)

だれでもわたしのことばを守るならば、その人は決して死を見ることがありません。(ヨハネ8:51) 2007年に亡くなったD・ジェームズ・ケネディという米国人牧師は、クリスチャンの死生観について次のような言葉を残しています。

「いつか、私にも人生の終わりというものが来ます。私は箱に入れられ、教会の前のちょうどそのあたりに安置されるでしょう。周りには人が集まって、泣いている人もいるかもしれません。ただ、これまで言ってきたように、そうしないでいただきたい。皆さんに泣いてほしくないのです。告別式は、頌栄(三位一体の神をたたえ、神に栄光を帰する歌)で始めて、ハレルヤコーラスで締めくくってください。私はそこにはいないし、死んでなんていないのですから。私は、今まで生きてきたどの時よりも生き生きとしていて、かわいそうな皆さんを上から眺めています。死にゆく世界にとどまっている皆さんは、生ける世界にいる私のもとにはまだ来ることができません。そして私は、私自身も、だれも経験したことがないほどの健康と、活力と、喜びにあふれ、いついつまでも生き続けるのです。」
― D・ジェームズ・ケネディ(米国の牧師、伝道者)

Quoted from “Evidence Bible,” Bridge Logos Pub, 2011.

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クリスチャンにとって、死は終わりではありません。肉体の死は、永遠に続く世界への入口にすぎません。そして、イエスは永遠のいのちという祝福を、ご自分を信じる者に約束されました。

このヨハネ8:51の言葉にある「わたしのことばを守る」とは、行いではなく、イエスのことばに信仰をもって応答することです。イエスはその後で、次のようにも語っています。

イエスは言われた。「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。」(ヨハネ11:25〜26)

このイエスのことばに「はい、信じます」と応答する人が、死に打ち勝つ勝利者となるのです。

佐野 剛史

この記事の執筆者

ハーベスト・タイム 外部スタッフ
翻訳担当

佐野 剛史

1971年生まれ。大阪府守口市出身。 1993年同志社大学法学部卒。 1994年受洗。 新聞配達、アメリカ大学日本校の通訳・事務職を経て、奈良市の翻訳会社に就職。 2000年からはフリーランス翻訳者。 2008年にハーベスト・タイムのスタッフとなる。 2011年4月ハーベスト聖書塾卒。 現在フリーランス翻訳者として活躍中。