昔は文字が読めない人や、聖書が手に入らない人も多かったはずですよね。さて、現代でも、聖書を読まないで信仰する事があり得るか?というご質問に対し「信じる」と「救われる」という言葉を分けて考えていきます。信仰していても、何か間違った理解をしていて、実は救われていない!なんて悲劇のないように・・・。聖書に簡潔に書かれている「救いの条件」をもう一度確認します。
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Q. 質問
キリシタンは聖書を読まずに信仰していたのですか。現代でも聖書を読まずして信仰することもあり得ますか。
A. 回答
「信仰する」という言葉と、「救われる」という言葉を区別しながら、お答えします。
いつものように3つ申し上げます。
1.聖書を読まなくても、信じることはできます。
(1)「信じる」という言葉は、信じる対象を問題にしていない言葉です。
(2)人は、自分が信じたいものを信じるものです。
(3)従って、聖書の内容を知らなくても、信じることは可能です。
2.聖書を読まなくても、救われることは可能です。
(1)この場合は、福音の内容を知る必要があります。
(2)救われるとは、「神の怒りから解放される」ことです。
(3)「福音の三要素」
①イエスは私たちの罪のために死なれた。
②死んで墓に葬られた。
③3日目に復活された。
(4)聖書の内容は複雑ですが、救いの条件に関しては簡潔に書かれています。
(5)いかに聖書知識があっても、福音を信じていないなら、救われていません。
(6)信じていても、救われていない人がいるということです。
3.聖書を読まないと、信仰は成長しません。
(1)信者として生活するための判断力が育ちません。
(2)神の計画の全貌を理解しないと、生きるための動機が生まれて来ません。
(3)キリストに似た人格が育ちません。
聖書を読まなくても信仰することは可能ですが、福音を信じなければ救いはありません。
参考になる聖句
「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です」(エペ2:8)
もっと詳しく知りたい方は
あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です(エペソ2:8)
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