私は、新しい天と新しい地を見た。以前の天と、以前の地は過ぎ去り、もはや海もない。

紀元90年代に記された、やがて来る世界についての預言。

使徒ヨハネ

また私は、新しい天と新しい地を見た。以前の天と、以前の地は過ぎ去り、もはや海もない。(黙示録21:1)

もはや夜がない。神である主が彼らを照らされるので、彼らにはともしびの光も太陽の光もいらない。彼らは永遠に王である。(黙示録22:5)

この箇所は、聖書の結論と言えます。聖書は、神による天地創造と神の栄光の輝きで始まり(創世記1:1〜3)、新天新地と神の栄光の輝きをもって結ばれます(黙示録21・22章)。

この間にどういうことが起きると、聖書は教えているのでしょうか。

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  1. 天と地の創造
  2. 天使の堕落(悪魔)と地の呪い(やみ・大水)
  3. 地の修復と人の創造、エデンの園(人の堕落とエデンの園からの追放)
  4. 堕天使による人類破壊とノアの洪水(水の裁き)
  5. アブラハムの召命とイスラエル民族の歴史展開=キリストを遣わす準備とその実行
  6. 反キリストによる人類支配と大患難時代(火の裁き)
  7. 地の修復と信者の再創造の完成(栄化)、キリストによる千年王国(不信者の人類の反逆で終了)
  8. 悪魔の裁きと火の池
  9. 新しい天と新しい地

対称となっているのは、1番と9番の天地創造だけではありません。2番と8番、3番と7番、4番と6番も、それぞれ対称的であることがわかります。聖書は、神が造った初めの天地にどのように悪や罪が入り込んだか、それを神がどのように回復し、さらに素晴らしい天と地をもたらすのか、という神のみわざを啓示した書物です。

清水 誠一

この記事の執筆者

清水 誠一

熊本聖書フォーラム代表

清水 誠一

1955年生まれ。静岡県出身。
1981年熊本大院卒。
税理士事務所、日本IBMに勤務ののち、1995年より熊本市に在住、現職は会社役員。
20代で右翼思想から転向して、米国バプテスト教会宣教師より受洗。
30代でペンテコステ系神学に傾倒するも挫折、ガン病棟を経験。
40代は仕事に没頭、家庭崩壊と離婚の危機。
50代で聖書を読み直す。
2013年より熊本聖書フォーラム開始、現在に至る。
2014年7月ハーベスト聖書塾卒。

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