ハーベスト・タイムU.S.A.
中川 洋
聖書入門.com > 聖書の言葉 > 気持ちや心に関すること > 将来が不安なとき > あなたがたのうちのだれが、心配したからといって、自分のいのちを少しでも延ばすことができますか。
今日の聖書の言葉
紀元26〜30年頃のイスラエル
イエス・キリスト
あなたがたのうちのだれが、心配したからといって、自分のいのちを少しでも延ばすことができますか。こんな小さなことさえできないで、なぜほかのことまで心配するのですか。(ルカ12:25〜26)
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いくら心配しても、状況が変わるわけではありません。それどころか、心配は人を疲れさせ、生きている喜びさえも奪ってしまいます。心配は、いのちを短くすることはあっても、長くすることはできません。
しかし、実際には心配することを辞めようとしても、簡単に辞められるものではありません。どうすれば良いのでしょうか?悪い習慣を断ち切ろうとするとき「辞めたい行動」を「別の行動」で差し替えるという手法があります。ここで、イエスは「心配する」代わりに「神の国を求めなさい」と教えています。
「しかし、あなたがたの父(神)は、それがあなたがたにも必要であることを知っておられます。 何はともあれ、あなたがたは、神の国を求めなさい。そうすれば、これらの物は、それに加えて与えられます」(ルカ12:30-31)
「これらの物」とは生活必需品など、具体的な必要です。すべての物の源である神につながれば、それ以外の物はすべて与えられるというのは確かに納得ができる論理です。「神の国」とは広義では「神の支配がある世界」ということができます。「神の国を求める」生き方は、まず「神が私たちの心配をしてくださる」ということに目を留める生き方です。宇宙を創造し、私たちに命を与えてくださった神が権威を持ってこの世界を治めていることを知ると「心配」から解放されます。
この箇所の理解が深まると、私たちが「神に愛されている」ということがわかるようになります。これが聖書の中心テーマです!あなたがこの愛に目を留めたときに、本当の意味での「平安」を知るようになります。
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