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第1課「聖書との出会い」(前半)

「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる」(マタイ 4:4)

聖書ほど不思議な書物はありません。しかし、聖書ほど誤解されている書物もほかにはありません。この聖書の特徴について、一緒に学びましょう。


第1 課の絵の概念

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1. 破られたカレンダー
 神は、人類にいろいろな方法で語られました。

(1)自然の絵 : 神は、自然を通して語られました。
(2)預言者たちの絵 : 神は、預言者を通して語られました。
(3)幼児の絵 : 神は、御子(イエス・キリスト)によって語られました。

2. 聖書を差し出す両手:聖書は、神から人類にあてられたラブレターです。

3. 旧約聖書の上の影の人物:旧約聖書は、イエス・キリストを示す影です。

4. 新約聖書の上の人物:新約聖書は、旧約聖書の成就です。

5. 旧新約聖書の上の6つのシンボル:聖書には6つの比類なき特徴があります。

(1)第1のシンボル(縄) : 聖書には不思議な統一性と調和があります。
(2)第2のシンボル(印刷機) : 聖書は、世界のベストセラーです。
(3)第3のシンボル(羽根ペン) : 聖書は、最も多くの言語に翻訳されています。
(4)第4のシンボル(剣) : 聖書は、多くの迫害に勝利してきました。
(5)第5のシンボル(花形のリボン): 聖書の内容は、ユニークです。
(6)第6のシンボル(灯台) : 聖書は、人類の歴史を導いてきました。

6. 4つに分かれた旧約聖書:旧約聖書は、4つの部分に分かれます。

7. 4つに分かれた新約聖書:新約聖書も、4つの部分に分かれます。

8. 手首につけられた2つの鍵 :聖書を解く鍵が、2つあります。

(1)第1の鍵 : イエス・キリスト中心に読んでいかなければなりません。
(2)第2の鍵 : 聖霊の導きを受けなければなりません。

9. 光り輝く新約聖書:聖書の目的は、私たちに永遠のいのちを与えることです。

スピーカー:中川健一

聖書箇所:マタイ 4:4

収録日:20080825

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イントロダクション

 聖書ほど不思議な書物はありません。しかし、聖書ほど誤解されている書物もほか にはありません。


1. 神は、人類にいろいろな方法で語られました。

(1)神は、自然を通して語られました。
「神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです」 (ローマ1:20)
   »参照 詩篇19:1

(2)神は、預言者たちを通して語られました。

「神は、むかし父祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られましたが、」 (ヘブル1:1)

(3)神は、御子(イエス・キリスト)によって語られました。
「この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました」 (ヘブル1:2)

「いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神が、神を説き明かされたのである」 (ヨハネ1:18)

 

2. 聖書は、神から人類にあてられたラブレターです。

 宗教改革者ルターは、ヨハネの福音書3 章16 節を「聖書のミニチュア」と名づけ、「聖書全体が失われるようなことがあっても、ヨハネ3:16 が残っているなら、人々はクリスチャンになり続けるであろう」と語りました。

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」(ヨハネ3:16)

 

3. 旧約聖書は、イエス・キリストを示す影です。

 旧約時代の律法といけにえは、完全に人を救うことができないものであり、キリストが示す影にしかすぎないものであることが、ヘブル人への手紙で教えられています。

「律法には、後に来るすばらしいものの影はあっても、その実物はないのですから、律法は、年ごとに絶えずささげられる同じいけにえによって神に近づいて来る人々を、完全にすることができないのです」 (ヘブル10:1)

「こういうわけですから、食べ物と飲み物について、あるいは、祭りや新月や安息日のことについて、だれにもあなたがたを批評させてはなりません。これらは、次に来るものの影であって、本体はキリストにあるのです」(コロサイ2:16,17)

 

4. 新約聖書は、旧約聖書の成就です。

 イエス・キリストは、旧約聖書を否定するために来たのではなく、成就するために来たと語っておられます。
  »参照 ルカ24:27、44 ヨハネ5:39 ヘブル10:7

「わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。廃棄するためにではなく、成就するために来たのです。まことに、あなたがたに告げます。天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません。全部が成就されます」 (マタイ5:17,18)

 

5. 聖書には6つの比類なき特徴があります。

 ジョシュ・マクドゥエル師は、その著『評決を下すべき証拠(Evidence That Demands A Verdict)』の中で、以下の6つの点を、聖書の比類なき特徴としてあげています。

(1)聖書には不思議な統一性と調和があります。
・1600 年にわたって書き続けられました。
・40 人以上の人々の手によって書かれました。
・さまざまな場所で書かれました。
・3つの異なる言語で書かれました。
 ヘブル語 旧約聖書のほとんど全部
 アラム語 旧約聖書の一部(エズラ記とダニエル書2:4b 〜 7:28)
 ギリシア語 新約聖書
・論争の的となるテーマを無数に扱っています。
・これだけの多様性を持ちながら、しかも統一性と調和を保っている本は、聖書以外にはありません。

(2)聖書は、世界のベストセラーです。
・2005 年の資料では、世界の年間総頒布数(分冊も含む)は、約4億冊です(日本はその約1%)。

(3)聖書は、最も多くの言語に翻訳されています。
・聖書は、世界で最初に翻訳された本です(紀元前250 年、ヘブル語の旧約聖書がギリシア語に翻訳され、七十人訳聖書と呼ばれました)。
・2005 年現在、約2,200 の言語に翻訳されています。さらに約1,500 の言語への翻訳が進行中です。未着手の言語は約3,700 あります。

祈ってみよう!

イエス・キリストを心に受け入れるにはどうしたらいい?

今、聖書に書かれている神の救いを、自分のものとして受け取りたいと思いますか?受け取る方法は簡単です!
神様がただ一つの救いの方法として示しておられる、イエス・キリストを心に迎える祈りをしてみましょう。あなたが良い人間である必要も、あなたが頑張り屋である必要もありません。祈り方はボタンをクリック!